見出し画像

悲観的に考え、楽観的に動く

昨日、次の総理候補と呼び声の高い、ガンダム大好き石破さんが仰っていた。これはまさしく的を得ている。


日本版CDCていつになったら出来るのか?

民×官×学の連携は出来ていない我が国で、各自治体の首長がパフォーマンスをし始めている。善意の行動が増える中、その意思決定のプロセスが明確でなかったり、来週の事は誰も分からないとでもいうような空気感が日本の経済と医療を閉塞させているように思う。

批判する思考がどうしても働くウィズコロナ。自分に出来る事は何か、を考えた時に、石破さんが仰っていた、タイトルの言葉が腑に落ちた。
悲観的に考えると、数か月どころか2020はフィジカルに人と接する事は恐らくないし、給料が止められるかもしれないし、自分が死ぬかもしれない。
 そう考えつつも、楽観的な動きをしていくとすると、オンラインでしか出来ない体験を追求することはアフターコロナでも生きるし、ウィズコロナで給料を払えない会社に未来はないから違う仕事をすれば良いし、死ぬなら死ぬで死ぬ前にしかできないこともある。

今日、漸く接触8割削減の具体的な行動が明示された。
今後給付される10万円も、飲食に落とすのかサービスに落とすのか、投資するのか、デジタルデバイドを解消させるのか、具体的な使い道を個人の判断に任せるのはリスクが大きい。
 悲観的に考えると、10万円の消費を最大限効果のあるものにしたいと考えるだろうが、楽観的に食べたいものを食べる、欲しいものを買う、くらいの行動が良いのかもしれない。ビフォアコロナの世界では皆そうして行動していた。

 信頼に値しない不明瞭なプロセスが、政治でも医療でも社会でも見受けられている。現場の人にしかわからない崩壊の音が、自宅待機にいながらも感じられる頃には日本は終わってしまう。変わるなら今、政権が交代してしまっては今回のラーニングは消えてしまうから、今ここで変えられるものを変えるしかない。CDCはあくまで一例、コロナ起因の世界のパワーバランスの変化は、戦争につながってもおかしくない。日本は国民を守る力は無い。


これからの悲観と楽観

教授が仰っていたポイントは3つ。
・ポリティクス×テクノロジー×サイエンス
・非合理な自然との共生
・自然と人為の空白地帯

 デジタルネイチャーの理解が求められる時代がこんなに早く来るとは思っていなかった。自然に対しては極端な程悲観した方が良いと思う。コロナ蔓延のピークタイムと東京直下型地震が重なることだってあるかもしれない。
 恋人にも会えない世界で、隣にいてくれたら安心する、ような価値観を人為的に変えていく必要も出てきた。日本×ブラジルの遠距離恋愛より大きい壁とあと数年向き合うとして、自分の価値観ではその空白を埋めることは出来ない。
 Excellも使えないお爺さんが政治に関与する時代はいい加減終わりにしたい。民官学、特に学との連携でいかに明確にパーソナルデータを把握し、それにあった政策を打ち出していくのか、一人ひとりを幸せにできるテクノロジーとサイエンスはできつつある。そこに政治がいかに意思決定を下すのか。

 このポイントは2030の世界地図を作っていくと思うので、日々向き合っていく指標になると思っている。
 同時に、2020の間は誰とも会えない孤独感との向き合い方は、ピタゴラスに始まりポストヒューマニズムやモダニズムが乱立する中のどこかに答えはあると思っている。孤独×テックの努力もされていて、特に性ビジネスは市場が強大なので、ここに新しい恋愛の形が生まれるかもしれない。
 直接的ではなく、精神的な繋がりを重要視する恋愛観には賛成しかないけれど、慣れるまでの寂しさを埋める為のツールはたくさん見つけないと、コロナにやられるかもしれない。

 こんな風に、悲観的に考えつつも、やれることは楽観的なことしかない。悲観的に行動すると閉塞感に苛まれるから、楽観的な行動をどれだけ重ねていくかに向き合いたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?