見出し画像

心理的安全性はチームスポーツの信頼関係に学ぶ

Googleにはチームで働く上の最重要事項として『心理的安全性』というものを挙げています。

 ざっくり言うと『信頼関係』の事です。例えば社内で議論が対立しまくったり、大失敗を犯したり、上司や優秀な同僚に意見する...
といった場面で、その出来事によって信頼関係を壊す事ってありますよね。

 議論の中で意見の食い違いから人間関係が悪くなったり、失敗を犯した羞恥心と責任感でもうチャレンジ出来なくなったり、意見しても自分の方が劣っているから無理だと思ったり...『出来事』と『人間性』を無意識に結びつける事で起きやすいネガティブな事象です。

 極端な話ですが、例えば最近でいう桜田大臣の失言の数々。一般人の我々は彼の事を殆ど知りませんから、その人間性や仕事力まで自然と疑う訳ですね。でも真意はわからない。桜田大臣をよく知る議員はとても擁護している人もいます。年齢のせいとか健康チェックして欲しいとか。
 また例えばイチロー選手。彼は素晴らしい選手過ぎて、自分の方がイチロー選手より優れてる部分もきっとあるだろうに、きっと本人を前にして意見出来る人は少ないでしょう。でも意見出来ればイチロー選手も自分も学びになる...という事だって想像に容易いです。

これらの状態は『心理的安全性』が保たれていない状態です。
よほどの信頼関係があっても、こういう事は起きがちですよね。

逆に『心理的安全性』が高く保たれている状態は、チームスポーツに学ぶ事が出来ます。

 例えばサッカー。ワールドカップを見ていたりすると、チームメイトを信頼して際どいスピーディなパスを出しますよね。それがもし決まらなかったからといって『あいつにパス出すのやめよう』とか『取りやすいパスにしよう』とかしてたらワールドカップで戦えるレベルのチームプレーは出来ません。

 例えば野球。『打たせて守る』という言葉があるように、投手はあえて打たせて守備陣に打球を任せる場面もあります。この場合も、投手が『何が何でも三振』とか『サードに打たれると不味いから内角は投げにくいな...』とか考えてたらチームプレーではありませんよね。

 このようにスポーツで考えると『心理的安全性』は枚挙にいとまがありません。『信頼関係』を超えた、というイメージをして頂ければ分かりやすいでしょうか。

 この感覚は仕事においてもプライベートにおいてもめちゃくちゃ大事です。仕事でも『全力で任せる』『全力で議論する』『全力でチャレンジする』といったことやそのスピード感は『心理的安全性』が保たれていると高いレベルで遂行出来ます

 プライベートでも『この友人とならどんなに議論が反発しあっても仲良くいれるな』『父親にならどんな事でも話せるな』『姉なら無謀でも絶対に自分の事を応援してくれるな』とかいう関係性があると心強いですよね。

そんな訳で、『信頼関係』にとどまらない『心理的安全性』は貴重な財産になります。

 これを学んだり構築するのは自分だけでは難しいというか無理なので、チームメンバーや家族でチームスポーツをする事をお勧めします。科学的根拠や統計的根拠はまだないので説得力に欠けるかと思いますが笑、先程あげたサッカーや野球の例を考えて貰えれば納得出来るかと思います。

 よく新人研修で合宿したり、ドッジボールしたりとか仕事と関係ない事したりしますよね。あれするならサッカーとか野球とか缶蹴りとかすると良いと思います。缶蹴りはどうだろ。

 社内で部活動とかするのは楽しいだけでなく、実はそんな効果もあったのかと思いますね。

 Google関連の本読めば出てくるのかな、気になった人は『心理的安全性』是非調べてみてください。今日もお読み頂きありがとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?