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沈黙の春以後の世界"Earth Day 50th"

【EarthDay】
今日は50回目のアースデイ. 

 C.W.ニコル氏が今月他界された事も受け,結構ショックな事ばかりが続く4月.そんな中でも,今年はオンライン開催だけれどアースデイに参加.ネット環境さえあればお金も権威も無くても人の為に出来る事が増えた時代は有難い.

 アースデイを受けて改めて久しぶりにレイチェルカーソンの「沈黙の春」を読んだり,アンネの日記,荘子を読んで絶望感に苛まれつつ,弓術や民藝やストリートアートを学ぶのは楽しかった.

 沈黙の春以来,賢い人達以外はあまり進歩していないし,1.17の時に災害対策本部をつくる流れになった割には3.11の犠牲は大きく,現場が命を懸けて解決したところが大きい.震災がまた来た時の安心感がないように,アフターコロナではビフォアコロナより新しい当たり前を作っていなければ,またウイルスにやられてしまう.

 休業以降,全く家から出ない日が多く本を読む事が多いけれど,香水×本の組み合わせが本当に癒し.香りの世界に出会えた事は本当に嬉しい.

 医療崩壊で祖母が治療を受けられなくなってきた.医療崩壊とはこういうことかと,また試されている気がする.努力はしてみても結局自分は家にいる以外できなくて,自宅待機で亡くなる人も増えて,でもアンネフランクやバンクシー,サンテクジュペリ,そして本からの香りに勇気を貰っている.

 新型コロナによる貧困者が5億人を超えたらしい.
折角一つの真実と肩を並べながらも,理解もしきれず,何が本質的かも予知出来ずにいる.

 デジタルデバイド.PCとヘッドホンのある家庭の子供と,親のスマホを借りる子供とでは,勉強の機会は均等ではない.ここに来て先進国においても教育の格差が広がる気配がする.

 万物流転するスピードが上がってきた中で,今ある幸せを守る努力と同時に,予測不可能な不確実性に対処する能力も求められていて,日々ワクワクしている.客観性と主観性を行き来しながら,出来ることだけにフォーカスしていきたい.


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