【レポート】ボンゴ――「世界三大〇〇」にはだいたい四つ目が潜んでいる

いきもの名:ボンゴ(英名:Bongo スワヒリ語:BONGO)
学名:Tragelaphus eurycerus

【登場するゲーム】

AFRIKA
Planet Zoo
アニマルリゾート 動物園をつくろう!!
世界の果てまでイッテQ! 珍獣ハンターイモトの大冒険

 ウシ目ウシ科のボンゴ。このいきものは体にある縦縞が有名な哺乳類です。どうやら、このボンゴは「世界の珍獣に入る」という解釈もあり、ボンゴを入れるかどうかで「世界三大珍獣」と言うか「世界四大珍獣」と言うかが変わるそうです。
 特徴的ないきものなので、ゲーム世界でも見つけることも出ています。

食性:草食、体長1.1~1.4メートル、体重:210~405キロ
 ボンゴはレイヨウの1種で、中央アフリカや東アフリカの熱帯雨林に生息する。単独または小規模な集団を形成して生活し、オスもメスも、後方に傾斜してねじれたツノを持つ。必要に迫られると、絡みつく植物の間を全速力で優雅に駆け抜ける。走行中は、ツノがやぶに引っかからないように、ツノを背中に近づけた体勢を取る。通常オスは単独で生活し、繁殖期にのみメスを追い求める。メスは幼体と共に、小規模な群れを形成する。ボンゴは通常、静かな動物だが、危機に直面すると仲間に警告するために鳴き声を発する。
 足が速く、動きも機敏だが、森に生息する草食動物の中では、最大種であり、最も体重が重い。夜になると活動的になり、夕暮れには食料を求めて森林開拓地に姿を現す。木の葉、特に若葉だけでなく、草花、小枝、アザミや果物もエサとする。採食行動中は、物をつかむことができる長い舌を利用して、葉をつかんだり、草や根を引き抜いたりする。さらにツノを使って、高所の枝を引っ張ったり、折ったりもする。
 ボンゴは用心深く、驚いたときにはすばやく逃げる。全感覚の中でも特に発達している聴覚を生かし、天敵に対する警戒を怠らない。体毛のシマ模様は、森林では保護色の役割を果たす。 生息環境の消滅や、食用目的で仕掛けられたわなや狩猟の犠牲となるため、総個体数は減少し続けている。一部の生息地では、狩猟によって、森から完全に姿を消してしまった。1890年代には、ウシや有蹄(ゆうてい)類が感染する「牛疫」と呼ばれる病気によって、ボンゴはほぼ絶滅状態に追い込まれた。

『AFRIKA』

 ツノがあるいきものは、そのツノを用いて戦ったり競ったりするイメージがありますが、ボンゴの角は枝払いなどに使われるというのは意外でした。また、大きな体のいきものは、ゆったりとした動きをするのではないかというイメージもありましたが、このイメージともボンゴは一致しませんでした。見た目だけでなく、特性についてもユニークです。
 さらにユニークな点として「ボンゴは、落雷や森林火災で焦げた木からできた炭を食べることで知られている。塩分とミネラル源として利用しているのだろう。」(『Planet Zoo』より)というものがあります。草食動物はそれらを摂取する機会があまりないからなのか……とても面白いいきものですね。

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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