【レポート】オニボウズギス――その部分さえなければ普通の魚

いきもの名:オニボウズギス
学名:Chiasmodon niger

【登場するゲーム】

Earthpedia
おにぼうずぎす 【鬼坊主鱚】
ことばのパズル もじぴったんDS

 スズキ目クロボウズギス科のオニボウズギス。深海に生息する魚は奇妙な姿であることが多いです。この魚もその一種です。身体の下の部分が膨らんでおり、不思議な見た目をしています。下の部分がなければ普通の魚ですが、さながら『こぶとり爺さん』のこぶのようです。
 ゲーム世界で深海は多いですが、この魚が登場することは現段階では多いとは言えません。釣りゲーム・海遊ゲームでまだ見つかっていませんが、深海の知識を提供するようなゲームでは意外と見ることができます。

食べ物が少ない深海では、食物連鎖の上位にいる生き物は、口が大きく進化し、確実に獲物を捕食できるようになったものが見られる。しかし、なかには胃袋が大きくなったものもいる。その代表例が「オニボウズギス」だ。
見た目はふつうの魚のようだが、収縮自在で丈夫な胃袋をもつことで、自分より何倍もの大きさがある魚を飲み込むことができるのだ。胃袋に獲物を収めると、腰は大きくふくれ、皮は伸び、飲み込んだ獲物の姿が透けて見えるほど。これもまた、深海という過酷な環境がもたらした生き物の適応といえるだろう。

『Earthpedia』

 膨らんでいるところが胃袋のようです。やはり、魚界のこぶとり爺さんは金魚のある品種でしょう。強いて言うのであれば、深海のサーカス団員かもしれません。

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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