【レポート】ミズオオトカゲ――所長推しのオオトカゲ、ゲーム世界で発見される

いきもの名:ミズオオトカゲ
学名:Varanus salvator

【登場するゲーム】

Planet Zoo

 有鱗目オオトカゲ科のミズオオトカゲ。コモドオオトカゲは有名だが、この大きなトカゲを知っている人はどのくらいいるだろうか。たまにニュースで「大きなトカゲが住宅地を走っていた!」というものが流れたり、X(Twitter)でコンビニの棚を大きなトカゲがのぼっている動画を見たりした人はいるかもしれない。または、爬虫類が好きで、Youtubeで飼っている人を見たことがあるかもしれない。

 いいなぁ……こんな大きなトカゲ近くで見てみたい……そういう気持ちを満たしてくれるのはゲームだ。だけど、爬虫類を育てたりアクアリウムのように水槽で眺めたりするゲームはない! 見つからない!
 だけど、一縷の望みを叶えてくれるものもある。それは動物園シミュレーションゲーム『Planet Zoo』だ。

ミズオオトカゲ (Varanus salvator) は、東南アジアやインド亜大陸の温暖な地域の熱帯雨林や湿地帯、マングローブ林に生息する大型の爬虫類である。体色は濃い緑から黒で、全身に淡い茶色と黄色の網目状の模様がある。この網目は、尾に帯状に見られることも多い。性的二型であり、オスのほうが体が大きい。オスが体長1.5m~2m、体重5kg~50kg、平均20kgであるのに対し、メスは体長1.2m~1.8m、体重2kg~22kgである。
絶滅には瀕しておらず、低懸念種に分類されているが、ネパールおよび香港では保護種に指定されている。皮は皮革製品として広く取引されており、肉や卵は食用品として狩猟対象となっている。生息地の減少や狩猟により、成熟した個体群の局所的な減少が発生しているところもあるが、全体的に見れば、ミズオオトカゲは広範囲でよく目にする動物である。
社会的欲求:ミズオオトカゲは単独で暮らす動物である。
繁殖:4月から10月の繁殖期には、オスは強い縄張り意識を見せる。 他のオスから積極的に縄張りを守ろうとして、噛みついたり、尻尾を鞭のように振ったりなどの激しい喧嘩が頻繁に発生する。 体が大きいほうがライバルとの喧嘩で有利であるため、 体の大きなオスがパートナーを見つけやすい傾向がある。 縄張りを支配しているオスが、縄張り内を移動するすべてのメスを追跡し、 受胎可能なすべてのメスと交尾する。
交尾から約30~45日後に、メスは腐った倒木の中や川岸の穴、シロアリの蟻塚の中などに10~40個の卵を産む。 卵は6~7か月後に孵化する。 ミズオオトカゲは卵から出た直後から自立生活し、 自分で自分の身を守る必要がある。 ミズオオトカゲは雑食性の捕食者で、幼獣はたくさん餌を食べて急速に成長していく。オスは体長が1mに達すると生殖可能になるのに対し、 メスは体長50cmで生殖可能となる。 これは通常2歳のころである。 3歳になると、 代謝や成長速度は低下するが、ミズオオトカゲは生涯を通して成長し続ける。
豆知識:ミズオオトカゲは、最大で30分間、息を止めることができる。コモドオオトカゲに次いで世界で2番目に重いトカゲである。首にある舌骨を外して、大きな餌を噛まずに飲み込むことができる。噛む力がとても強く、毒腺もあり、わずかに毒がある。噛まれると非常に痛いが、毒は人間が命を落とすほど強いものではない。餌を探して墓を掘り起こし、人間の死体を食べていたところを目撃されたことがある。

『Planet Zoo』

 爬虫類好きにとって、『Planet Zoo』や『Zoo Tycoon』は「飼いたいなぁ」という気持ちを助けてくれる良いゲームだ。すごくうれしい。
 だけど、やっぱりまだ欲がある。爬虫類や両生類を育てたり眺めたりするゲームが欲しい。だれか、お願いします!

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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