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【雑記】ゲームで出会ったいきもので現実の施設を作る企画についてーーこの企画のキモは……

 某日、ゲームいきもの研究所でこんな企画が提案された。
「研究所で集めたデータベースで、どこかの水族館のいきものをどれだけ網羅できるのかって面白くない?」
 なにそれ。めっちゃ面白そう。
 軽いノリで「やろうぜ!」とのる研究員、データベース公開している施設がないかさっそく調べる研究員、ワクワクしている所長。
 企画発足時はそんな感じだった。
 その企画の第一弾「ゲーム世界のいきもので、鳥羽水族館を作ろう」も順調に進んでいる。

 個人的に、この企画のキモは「既存の水族館を再現する」ではなく、「ゲームいきものデータベースに、こんなマイナーないきものもいる」と紹介することにある、と思っている。
 ゲームいきものデータベースの画像は15000ほど。入力している項目数もそのくらいだろう。それが「カクレクマノミ」や「マダイ」、「ホホジロザメ」のようなメジャーないきものだけということはない。ゲームをしていて、「こんないきものもいるの!?」と驚いた自分たちのもっと伝えたい。その思いを成就させるのに、この企画はうってつけだった。
 要は、驚いてほしい。「ゲームにこんないきものもいるの!?」って。
 これを記事でやろうとすると、とんでもなく時間がかかる。データベースざっと見ても、もう1000種類ほどあるんじゃないか。ここ一年はがんばって一日一記事をするって話し合っているから、それを続けるとしても1000種類を超えるのに三年以上くらいかかる。そして、記事を準備できるほどの情報があるかというと……けっこうバラバラだ。
 ゲームをし続けている限り、情報といきものの種類は増えていくが、それでも伝えきるには時間がかかる。
 だけど、この企画では、ゲーム世界でのいきものの見た目だけを紹介でき、そこから興味を持つことができる可能性が産まれる。これが今の研究所でできることだ。

 地球というものは、自然が作り出したものだ。ゲーム世界というものは、完全に人間が作り出したものだ。このバーチャルな世界に、いきものはいろいろいる。ゲーム世界にしかいないいきものを数えると、相当数いるんじゃないだろうか。
 このバーチャルな世界とも言えるゲーム世界に、自然のものが取り入れられている。これは博物館にものを所蔵するような事象に近いのではないかと思う。人がなにかを学ぶところであり、人がなにかを保存するところである。学習の場としては体験学習に近いかもしれない。
 特に古生物や絶滅動物については、現代ではバーチャルな世界でしか活き活きとした姿は見られないだろうと思う。「あ、アノマロカリス泳いでる!」とか。

 ゲーム世界は広い。広くなりすぎたくらいに広い。だからこそ、ゲーム世界のいろいろなものをつなげていく活動というのは有意義だと思う。この研究所ではそういうことをしていきたい。だから、この企画はずっと続けていきたい。
 今は「鳥羽水族館」を再現しているが、鳥羽水族館が終わったら別の水族館、動物園、博物館のどれかを再現する第二弾を始めたい。ゲームいきもの研究所の記事を楽しんでくれている人たちが、この企画も面白がってくれるとうれしい。

E

 あー水族館とかそういう施設に行きてー!

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