【レポート】カモノハシ――唯一無二の個性を持つ哺乳類

いきもの名:カモノハシ
学名:Ornithorhynchus anatinus

【登場するゲーム】

Cell to Singularity
Zoo tycoon
アビスリウム
アビスリウム
こころがうるおう 美麗アクアリウムDS -クジラ・イルカ・ペンギン-
探検わんぱく動物園
探検わんぱく動物園

 単孔目(カモノハシ目)カモノハシ科のカモノハシ。カモノハシは不思議ないきものだ。哺乳類でありながら、卵を産んだり、くちばしをもっていたりする。これは有名だが、他にも面白い話が多いいきものだ。『Cell to Singularity』によると、このいきものは哺乳類で数少ない、毒を持ついきものであるらしい。足の裏に棘があり、そこから毒がでるといういきものだ。また、大人のカモノハシは顔から分かるが、歯がないくちばしだ。しかし、カモノハシの子どもには歯がある。
 これらの知識はゲームの世界で説明されているものだ。それだけ、ゲーム世界でも珍しいいきものであり、取り入れられ、紹介されやすいようだ。カモノハシが見られるゲームは動物園系ゲームが多い。さすがにペットとして飼うには大変なのだろう。

イエネコの半分ほどの大きさしかないカモノハシの体重はおよそ1.5キログラムほどです。オスは大体メスよりも長い体長を持ちます。カモノハシは背中に濃茶色の毛皮をもち、腹部は薄茶色をしています。長く粗い外側の毛が、より細く密集した、ウールのような内側の毛を保護しています。カモノハシは泳ぎによく適応しており、水かきのついた前足は水をよくとらえて推進力に変え、後足と尾で舵をとります。カモノハシは水中で獲物を狩ります。アヒルのようなクチバシが濁った環境でも道を示して獲物を探す手助けをしています。
世界生息数:生息頭数は不明ですが、減少していると考えられます。
豆知識:尾や水かきのついた足がアヒルに、尾がビーバーに、胴体や毛皮がカワウソにそれぞれ似ており、組み合わせてできたような見た目をしています。獲物が発する微弱な電気信号の他に、勘で獲物を見つけ出します。卵を産む哺乳類2種のうちの1種です(もう1種はハリモグラです)。赤ちゃんはアオイマメとおなじ大きさで、完全に無力です。母親は子どもが3~4か月に成長し、泳ぎを覚えて自分でエサを食べられるようになるまで、つきっきりで面倒をみます。歯を持ちません。水中でエサを採る時一緒に砂利を口に含み、頬の袋の中に保管しておきます。水面の上で、この砂利を使って食べ物をすりつぶします。

『Zoo tycoon』

 カモノハシを見ることができる動物園や水族館は、日本にはない。オーストラリアで保護されているためだ。なので、カモノハシをじっくり見る機会は案外ゲーム世界のほうがあるのかもしれない。

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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