カリギュラ2の話すんぞ

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面白いぞ。


歴代カリギュラの感想

無印カリギュラ(VITA)

独特の雰囲気とペルソナ3へのアンサーのようなテーマ性がグッドマン。
プレイ時間はかなり短く3日もあればおそらくクリアできるが…。
やりこみ要素も多く、ラスボスがレベル30代なのにそこらへんうろついてる雑魚がレベル80だといえばわかるだろうか。リワードという超低確率で獲得する合言葉を集めて挑むボスもいる。
操作性は複雑で難しい。


これからの時代はゲーム本編はサッとクリアできて、オマケがボリュームあったり、ネットで考察や二次創作のしがいがあるゲームが流行るといいなぁ。


カリギュラオーバードーズ(PS4)

パワーアップもしているが反動でガタガタになってしまった。
ココイチ大盛り10辛トッピング全部乗せを今すぐ30秒で作ってみた!って感じ。
世界観やキャラの今までわからなかった部分がわかった。でもそうすると過去と矛盾が生じたりして…昔語ったのでそっちを見てください。

(良雰囲気ゲーシリーズ始めたのに①しか書いてない!)

カリギュラ2

というわけでもともと少数しかいなかったカリギュラファンが正直ガッカリした”OD”の続編、カリギュラ2が出ました。
結論からいうとダメだった部分が全部直ってて面白い。

無印の面白い部分だったコンボ組み立てや仲間との秘密の会話。最後まで仲良くなった人だけの必殺技。
ODのいいところだったサクサク戦闘、戦闘後の掛け合い、マルチエンディング。
シリーズおなじみ音楽で頭のおかしくなりそうな心の迷宮。
そこに新たになるべく避けたい敵の必殺技などが加わって非常に良い感じなわけです。

ネタバレになるから言わんけどラスボスがいいんだ。正確には良くなくて良い
ゲームの都合だと思ってた値段の安いお菓子や高い食べ物が回復量同じくらいで、後半出てくるエナドリやコーヒーがやたら回復する理由も納得した。
主人公たちが銀行やブティックはなぜか絶対入れなくて町の中が似たようなコンビニとハンバーガー屋ばかりなのもそういうことなんやな!

絶対おすすめなんだけど、2を遊ぶなら1を遊んでからのほうがよさげなんだよな~。
シナリオが匂わせ会話ばっかりで、新規の人は置いてけぼり感強い
個人的にもっとこう突き放して掘りたい人だけ遡っていけ!ってほうがいい。

ていうかDLCではあるが、SuicidePrototypeが存在する世界ってことは、あいつ裏切ったのが正史なのか…(出戻りした可能性もある)

あとは小鳩先輩の境遇が「うわー、そうだよね!」っていう感覚だった。

暴れん坊ナンパ師・小鳩先輩

だけど気になることがある。(エキセントリック少年ボーイの歌詞みたい)

悪役令嬢としてのマリエちゃん

前作キャラの水口茉莉絵

山中拓也氏Xより

2の天吹茉莉絵

公式サイトより

どう見ても同一人物
結婚したのか、俺以外のヤツと…

【ネタバレ】マリエがどんなポジションだったかというと


無印では後で仲間になる鳴子の友人として登場して(うる星やつらのメガネ)みたいなモブ代表便利会話キャラだと思ったら、主人公たちを教室に閉じ込めて、突然キレながら服がはだけて襲ってきて「あいつ実は敵だったのか」「もう救いようが無い」みたいな散々な言われようでラストダンジョンでまた再戦して恨み言喚きながら倒れる。
なんかブラ見せながら襲ってきてなんかすぐ負けるよくわかんないキャラだったわけです。
ちなみに敵の楽士とは基本的に仲間4対楽士1で戦うので1対1で負けたマリエは楽士最弱まであると思う。

いわゆる裏切り者キャラなんですけど、行動があまりにも意味がわからなさすぎて専スレでちょっとしたアイドル人気がありました。


小説も出た

これは面白かったです。

小説の中で、いくらか補足されていて。
暴力的な親に虐待され、学校でいじめられ、暴力で興奮する異常者に。裕福な親戚に引き取られて転校を機に表向きは真人間になったけれど、世間体を気にする親戚からは蛇蝎のごとく嫌われ、お金はあるけれど窮屈な生活を強いられている。
サイコパスは生まれつき、後天的におかしくなるとソシオパスと呼ぶらしい。
誰かに似てると思わないですか?
そうです。ぼくです。
だから水口の気持ちが一番わかるのは俺なのかなぁ、なんて思ってたけど青葉さんのこと調べてnoteに書いて若干揺らいでいます。

他にもシステムだからといえばそうだけどゲームのなかでよくわかんなかった「めちゃくちゃフレンドリーなモブ」と「友人の友人以外全然心を開かないモブ」のことも納得できるような理由をこじつけ(?)ていた。
マリエが人間関係に敏感っていうのもいい作用をしていた。
ゲームを遊んだうえで 自分で考えて こじつけて ファンに受け入れられる。
この小説を書いた関涼子という作家さんはすごい

だからこの小説は世にも珍しい「他人の人生を崩壊させることが大好きなクズ女が異世界転生して他人を争わせて喜ぶ」
本当の意味で転生悪役令嬢ものだと思う。あるのかな、他にも…あまり詳しくないから。

ODでは若干出世して出番も増えたし仲間になって戦ってくれるようになりました。
話してみるといい感じに友達の距離感なんだよな。
仲間を裏切って敵味方を都合で掛け持ちするクズ初めて本音で語り合える友達を得た異常者。
クリア後はサイコパス琵琶坂さんと夢のタッグが組める。

君の目で確かめてみてくれ!


カリギュラ2、ここが許せんで!?

そんなこんなでぼくはマリエちゃん大好きだったわけです。
だけど原作者の山中拓也氏はそこまでではなかったようです。
※ぼくはカリギュラ楽しかったな~で終わってた人間なので「マリエどうすんだよ!?」「小鳩先輩どうすんだよ!?」って続編でちゃんと活かしてきた山中のほうがキャラのことを考えているといえば実際そう。

やりこみ要素・オバケ屋敷

ストーリーの途中で文化祭のオバケ屋敷に入れます。
これが主人公ともう一人の二人組。
主人公は男女が選べるから仲間8人で16パターン!
しかもセーブポイントが遠いから意識してない人は見たいならクリア後最初からやり直さなきゃいけなかったりする。
これは全体的には面白い。

ギンちゃんとかささらさんは期待通りのリアクションするし、切子はホラー実況するVtuberのようなリアルな反応してくれる。
まだ仲間になってないニコは発言が虚実入り混じっているのでクリア後見ると言葉の意味がわかったりしてな!

でもマリエちゃんはそんなこと言わない!
なんなんだあのビクビクオドオドしたちいかわみたいな人間は!
確かにどっちかというと臆病。小説のほうでも主人公に見つめられて失神しちゃうような臆病さはある。
だけどマリエの本性って異常なまでの攻撃衝動で、それは後天的に身につけたものだから本当のマリエじゃないんだけど、マリエの素の性格、根幹って公平さを求める正義感とそこから来る毅然とした態度だと思うんだよな。
理不尽なことには怒る。誰かの卑怯なふるまいを許さない。その結果が暴力で友情崩壊でも。
委員長タイプっていうか、実際メビウスでもリドゥでも委員長だな。
一番最初いじめられるキッカケが「他の人が持ってるのに自分だけ持ってない物を盗んだ」だったから。
だからオバケにやられっぱなしでえんえん泣いてるマリエはマリエじゃないです。ウィキッドが見たら泣くで。いや、生まれてから一度も泣かないんだよ。

スピンオフ小説やんけ!
小説の設定なんだから、原作者が知るわけないし拾う必要もないって意見もあると思う。
だけど拾ってるんだわ。断言したわけじゃないけどODの仲間の会話で「桜は嫌いだ」とかそういう匂わせがあった。
二次創作の都合のいいことは拾って利用して、都合の悪い部分は原作と違います。はちょ~っとズルいと思う。
本当のことはわかんないけどな。あの恐ろしいウィキッドが泣いちゃってるよ~ってギャップ萌え?ギャグのつもりだったのかもしれないし。

※走る姿

あともうひとつ不満を言うなら…
ずっと黙ってたけどキャラの走り方キモいからな?
歩幅に対して進む距離が変!!すごいよマサルさんかよ!?

でも全体的には面白いので興味があったら遊んでみてください!

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