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良いレビュー記事が、アプリにどれだけ影響するのか。『くまのレストラン』のにDL・売上推移から見る。

先日、『くまのレストラン(くまレス)』をリリースしたDaigoさんから連絡があり、同作にゲームキャストのレビュー記事が与えた効果を公開する許可をいただいたので、ここに書く。
良くかけたと思っているレビューはそれなりのDL数と課金率をたたき出すのだが、今回は1つ異常事態があった。
「ゲーキャスさん、課金率が20%なんですけど!」
え、何それ。

なぜデータ提供を受けられた?

『くまのレストラン』は、ゲームキャストのDiscordでβテストを行い、リリースまでやり取りしていたため好意でデータをいただけた。
βテストの様子や、ゲーム紹介の様子は下記のリンクからゲームキャストのDiscordに参加し、「βテスト」、「開発者がゲーム紹介」のログをたどればだれでも見られる。
この記事とあわせてみるといいかも。

くまレスとは?

『くまレス』とは死者の魂に最後の晩餐をふるまうレストランを舞台としたアドベンチャー。一本道で分岐がない物語ゲームで暖かいドット絵、同じく心温まる物語、そして「暖かい」に反して不穏な演出が気になるゲーム。

くまレス関連記事は良くかけたと思う

自分の中では『くまレス』関連はわりとすべてが上手く書けていた方だ。ゲーム軸ではなく「生と死の物語なんだよ」というメッセージだけを込めた記事はコアなプレイヤーに刺さり、それを起点に広がる感じにかけた気がする。

Twitterの紹介もバズった。
ゲームでは犯罪を描いて犯罪抑止を描いたりするので、こういう表現は普通なのだが、文字に起こすと正反対に見える「死が人を前向きに」という要素が引っかかった気がする(一見、矛盾してそうなものを見せて興味を引くメソッド)。

そして、以下は記事のPV、ツイートのアナリティクス、詳細な数値をぼかした国内DL数グラフ(iOS/Android別)、売上(Androidのみ)グラフ。
そして、課金率20%に至った理由をゲーム内課金・広告システムから考えてみたものが見られる。
なお、本記事は単品でも買えるが、2019年2月のマガジン加入でも見られる(基本的に単品で見ることを想定していない)。

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