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BitSummit 7th Spiritsの感想。過去最高に良かったBitSummit

もう7回目にもなるインディーゲーム展示会、BitSummit 7th Sprits。その感想を忘れないうちにここに書いておく。
このイベントには常に引っかかるものを感じていたが、結論から言えば、今回は過去のイベントの中で最もよかった。おかげで、来年も行きたいと思えている。

1.各賞のノミネート作品が最初から発表されていた

毎年、良い方向にも、悪い方向にも話題になるBitSummitの受賞作品。
とくに大賞は未完成品に贈られるため、発売されないとか、出てみたらがっかりだったとか、そういった批判も多い。
自分としては「将来売れるかもしれない未完成品に箔をつける」というイベントの意志を感じられてこの賞の方向性は大好きで、これからもそうあってほしい思っている。
無難に売れそうなゲームに賞を出すなら、旧来から存在している賞でいいわけだから。

そんな自分が気にしていたのは、「我々のところに審査員っぽいものが来ていない。出来レースなのでは?」といろいろな開発者から聞いていたことだ。が、今回はイベント開始前からノミネート作品が発表されていて「開始前に提出された情報で審査は終わってるんだよ!」というメッセージが出ていてよかった。長年の疑問が解消されてすっきりしたのだった。

2.会場が広く過ごしやすかった

これまでは会場が狭く、歩くのも苦労するところがあった。しかし、今回は道が広くとられていて移動に苦労しない。
単に広くなっただけだから今まで通りに客はいて、各ブースにもひっきりなしに人がいて、出展者・客、誰にとっても快適だったと思う。
(あと、会場でモニターを貸してくれるようになったので、出展者は楽だし、客としてもモニター採用率が上がって展示の見やすさが上がった)
過去最高に過ごしやすかった。

3.ショウとして安心して楽しめる。

出展ゲームの傾向に関しては、「商品になるなぁ」というゲームが多く、粗い原石のような作品は学生ブースをのぞいてほぼ見当たらない。これは、BitSummitならではの特徴。
半分ぐらいは大手(インディーで大手というのはアレだけど)や、海外の選り抜き作品が占めていて、安心して遊べる。だから、金を払っていろいろなゲームを見る展示会として、客からすると楽しいイベントになる。

粗い原石を遊びたければ『デジゲー博』があるわけで、すみわけができていていいと思う。そういう意味では今度開催される『メガビットコンベンション』にも期待したい。

以下、イベントに出たいインディー開発者に向けた軽い感想。基本としては月額マガジン読者向け。

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げーむきゃすと は あなた を みて、「さいごまで よんでくれて うれしい」と かたった。