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いつもこんな感じ


 数年前に自身の胃からピロリ菌の撲滅に成功した夫ですが、すぐに胃の調子が悪くなります。


 まずは食生活を見直していましたが、これといった効果はなく。


 以前は、胃にいいツボというのも調べて指圧したこともあったんですが、なんとなく手応えを感じず。


 ふと思いついて、足裏のツボの図をネットで見ながら押しまくってみると、胃、膵臓、十二指腸のどれかはわかりませんがその辺に激痛が走るそうで。

 私も自分の足の裏を押してみましたが、どこも痛くないので、これは自分で押してもだめなものなのかもしれないと思い、夫に自分のツボを自分で押してもらうと、「自分でやっても激痛」との事。

 ふむ。つまり私は健康ということか……とさりげなく健康自慢。

 でもこのツボね、一週間前くらいに夫に試した時は、まったく痛くないし効いてないって言われたんですよね。そのときも胃が不調だから試してみたのに。

 でも今回は激痛、と。

 わけがわかりませんが、訳が分からないのが人生なので、気にしないことにします。


 本当は食後一時間は胃腸に血流が集まるので、指圧とかしたらいけないんだそう。
 だから真似をしないでほしいのですが、私は食後すぐの方が時間があるので(一番食べるのが遅い子が食べ終わってから後かたづけするからね)、忠告を無視して指圧してみました。

 効果が最大限に得られるように、ガイドやらなにやらに盛大に手助けを求めつつ、激痛の走るツボに光を通すイメージで!

 これやると、すーっと指がツボにどこまでも沈む感じがして、なにか手応えみたいなものを感じるんですよね。

 すると、ぎゅるぎゅる~きゅるきゅる~と、彼の胃腸が動く音がするではありませんか。

 彼的には、「なんか紫の光が見えてな~」と言っていましたが、さもありなん。
 私の源である宇宙の神様のテーマカラーは紫、と私が勝手に思っているので、紫の光を通してるつもりなんですよね。


 仕上げは背中にあるという胃腸によく効くらしいツボをおすんですが、その際には私は彼の腰まわりがなんかモヤモヤしてる気がして、その薄暗いモヤモヤを光が追い払うようなイメージを展開。

 何か見えたか、と聞くと、「ごめんな、今回は紫は見えなかったんだよ…、なんか金色っぽい光は見えたんだけどな~」とのこと。

 そうなの。暗いのをはらう時には金色っぽいキラキラした感じの明るい明るい白い光がいいんじゃないかなと私が勝手に思ってるので、そういう光でぶわってするイメージなんですよ。

 彼はいつも食後に寝っ転がって本当に寝たりしてるんですが、そんなときにぎゅるぎゅるきゅるきゅるぽこぽこ胃腸から音がすることはないそう。

 じゃあやっぱり指圧のおかげだね、ということになり、様子を見たんですが。


 翌々日には、

「俺、ウナギ食べれそう」

 とのこと。

 ツボを押される時はまだまだ痛いそうなのですが、調子はこれまでよりいいそうです。


 いつもこんな感じなんですよね。

 ツボが効くのか!?
 それとも通してる光の効果もあるのか!?

 ツボが正解だと思うんだけど、光も関係してるんじゃないの!? どうなの!?

 わかりません。



 猫も、冬毛が抜ける季節が終わりかけてもまだおう吐してたのですが、フードだけ吐くことも多々あるので、もし通してる光が効くのであれば…

 と一縷の希望を胸にもふもふしながら光を通してみたんですが、また吐いちゃって、動物病院につれていきました。

 夫的には、

「うーちゃんは吐く以外は食欲もあって家中をウロウロするという運動もこなして元気だし、こんなに目がキラキラしてるのに病気なはずない! でも吐いてるの可哀想だから病院に行って胃薬もらって治るならいいよね」

 とのこと。
 そうだね、目がキラキラだね。


 

 結果として、念入りな触診と観察からは、重大な問題はなさそうとの事で、胃腸の働きのよくなるお薬だけもらって帰ってきましたが、またおう吐。

 でも消化促進のお薬は確実に効いているようですね。

 だって、今回はほとんど毛だけ吐いてましたから…。

 光は猫には効かなかったので、やっぱり猫のツボを私が押せてないからじゃないかなと。

 つまり、光は関係なくて、ツボなんじゃないかな!

 って感じなんですよねぇ。

 なんだ、やっぱり光が効くなんて私の思いこみか…

 って少しだけしょぼんとするのが毎度のこと。



 思い切って、思いこみ激しく 

「私には癒しの力がある!」

 とか思い込みたいのに、なかなかそうさせてくれないんですよね、現実って。


 せめてガイドだけでも──!

 と思って聞いてみたら、ツボが六割、光が四割だって。

 ガイドも全然盛ってくれません。

 この、正直者め~~!

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