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トランペットの思い出(マーチング編)

トランペットの思い出(演奏会編)はイスに座っての演奏会についてでした。

他にも吹奏楽部としては、行進しながらの演奏形態があります。
それがマーチングです。

1回ぐらいは見たことがあるのではないでしょうか…?

あれ、マジで死にそうになるほどキツいです!!!!!

吹奏楽部を文化部として扱わないで欲しい…その一番の理由がマーチングです。

練習の時点からとんでもなくしんどいんです。

まず、楽譜を持って歩けないので完璧な暗譜(楽譜を覚えること)が大前提です。
演奏会でも暗譜は当たり前なのですが、譜面台が置けるので楽譜を見ることは出来ます。

そして歩きながら演奏するということ。
これがどれだけ大変か…

まず…歩く歩幅が決まってるんですよ。
それが”5メートル8歩”!!

その名の通り、5メートルを8歩で歩きます。
人によって歩幅のサイズが違うので、これで統一しなければ隊形が崩れてしまいます。

それを感覚で覚えるまで、ひたすら練習です。
運動場や道路に目印はありませんからね。

あとですね…ほぼ全員が口の中を切り、血の味を噛みしめることになります。

なぜなら、マウスピース(楽器の吹き口の部分)が歩く振動で口に激突 → 歯で口の中を切る…

もちろんそうならないように練習するのですが、急に出来るわけありません。
口の中を切って治りきらないまま別の所を…なんてこともざら!拷問か!!笑

その上、フォーメーションチェンジまでやったりします。

人文字を作ったり、図形を作ったりと様々ですが、もちろん演奏しながらの移動です。
直進だけならまだしも、斜め移動や後退まであります。

しまいにはベルアップ(楽器を上向きにする動作)からの横向き!とか、なんかもう色々やりすぎやろって思います…
演奏で酸欠…更に頭振りすぎて酸欠…バタリ… なんて部員も出てきます。

その場でとどまる場合でも、じっとしていることは許されません。
マークタイムという、低い足踏みをしています。永遠に。笑
一般的なその場でする行進とは違い、かかとは上げるけど爪先は地面に着いたまま…という独特のスタイルのため、やたら笑われましたね…クソッ

それでもカッコ良くキメるため、動作は全てピシっ!ピシっ!
演奏も気を抜けない!
ましてや野外で演奏となると遠い位置の楽器の音が聞こえにくく、ズレやすい…
ひぃぃ~!!!!!やることいっぱい!!!!!!!!!!!

そうして練習を繰り返していると…腕が死にます。
楽器を支えるのは、ほぼ自分の腕です。
1kgぐらいのトランペットですらキツかったので、他の重い楽器のみなさんのことを考えると…おぉぅ…

このような地獄の練習に耐えれるようになるため…
マラソンさせられたりしましたよ!
体力作りとかゆうて!
え?わたし運動苦手なんやけど?
ほんで陸上部とかに「何で吹奏楽部が走ってるん?」と言われる!
こっちも運動部やわクソがぁ~~~~!!!!!

って思ってました!


死ぬほど文句を言いながらも続けられたのは、やっぱり本番真っ最中はめちゃくちゃ楽しいから!!!!!
で、終わった瞬間の達成感というか爽快感がたまらんというか…当然のように泣いてましたね(笑)


もし周りにマーチングをしている知り合いの方がいらっしゃったら、もんのすごい褒めてあげてください…(笑)


読んでいただき、ありがとうございました。
最終編集日 2022/01/06


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