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アフターコロナで変わるブログ運営とnoteを育てる理由(WordPressでは書けないブログ運営論#17)

Googleコアアルゴリズムアップデートと新型コロナがブログに与える影響

筆者は検索エンジンやSEOに詳しいわけではありませんが、巷の声などを聞くと、2020年5月のGoogleコアアルゴリズムアップデートで、企業系のドメインの評価が上昇し、個人ブログ系やアフィリエイトブログ系の評価は下落したという話です。

Photo MixによるPixabayからの画像)

以前から体感的には企業やメディア系のドメインの評価が強まり、個人運営のブログは軒並み評価を落としていたように思っていましたが、実際のアップデートでも同じ結果となったようです。

レスポンシブテーマ採用によるモバイル対応、モバイル表示の高速化などは当然行うべきですが、それを行っていたとしても、こうしたアップデートの影響に個人のブログのアクセスも影響を受けます。

また、新型コロナの影響下で、企業の広告単価が下落していることもあり、個人ブログやアフィリエイトブログの収益面も厳しくなっていると予想されます。

検索順位の低下と広告収益の低下から、今後は個人ブログの数が減っていく傾向が強まると予想されます。
実際、ブロググループの登録ブログなどを見ていると、普段投稿している決まったブログ以外は、新規のブログも減り、全体の投稿数も減っていると感じます。

また、今後は広告収益に依存するスタイルのブログ運営を辞める人も増えるかもしれません。
無料ブログで有料オプションなどを使わずに「無料でブログを運営」すれば、ブログ会社がサービスをやめない限りブログを半永久的に運営することも可能です。
「本気勢」が減り、「エンジョイ勢」が増えるという構図です。

(本気勢はブログを資産として考えている人で、独自ドメイン化やパーマリンクをカスタムや%postname%などにして、ブログを移行したとしても、ネット上に記事のURLや検索評価を維持し続けられる体制を作っている人のことです。

エンジョイ勢はブログを資産としては捉えず、ブログの設定を変えずほぼデフォルトのまま使っており、自分の楽しみのためや、人との交流をメインに考えてブログをしている人のことです。)

「エンジョイ勢のブログ」は、多くの場合独自ドメインではないため、検索結果も彼等には重要ではなく、よりコミュニティの内輪向けに特化した記事に傾斜が強まります。

自分の運営するWordPressブログについては、新型コロナ影響で巣ごもり、リモートワークによる検索数増加などから、2020年3月以降アクセス数は増加しています。
拙ブログがゲームジャンル特化ブログのため、ゲームがプレイされる時間の増加などの面もあったのかと思います。

WordPressブログの厳しい運営状況

自分はWordPressブログのため、サーバー代金・ドメイン費用を支払って運用しており、Web広告の収益が見込めなくなった場合は、ブログを辞める可能性が高いです。

費用だけを支払い続けてブログを運営するのはさすがに厳しいです。
最悪、格安レンタルサーバーに移行することも考えていますが、できればブログの運用費用はブログ自身で稼いでもらいたいです。

現在は、まだサーバー代金やドメイン代金が広告料の収益でペイできているので、何とか続けられているという状況です。
しかし巣ごもりやリモートワーク勢が減少すると、今後厳しい状況になることも予想されます。

アクセスが頭打ちの状況でできる施策とは

アクセスが頭打ちの状況でできる施策は、WordPressブログの投稿数を増やすか、検索流入以外のユーザーを増やすかですが、自分は後者の道をとりました。
投稿数を増やしても劇的にアクセス数に結びつくのは自分の場合20本~50本に1本の投稿かそれ以下で、アクセス数が広告収益に結びつくかというと必ずしもそうではありません。

2020年3月にnoteのアカウントを新規開設し、今後はWordPressブログとnoteの連携を強めながら、noteの投稿数も増やして検索流入以外のユーザーも増やす方策です。

まだ結果は明確に出ていませんが、個人ブログの検索順位低下と広告料低下の状況では、検索順位もWeb広告の収益も関係ないnoteは、個人ブログよりも可能性があるメディアとはいえます。

いずれにせよ、2020年現在は個人ブログ1本では厳しい運用となり、必然的に「ブログ+note+ツイッター」や、「ブログ+ツイッター+YouTube」など、複数のメディア・プラットフォームを組み合わせて、持てるものを総動員してトータルでブランディングしていくことが求められているように思います。

※高額の有料オプションで独自ドメイン化が難しいnoteでは、同じドメイン内で2件しか検索上位表示されない縛りから検索順位で上位に表示されることは現実的ではないため、余り考える必要が無い。

※また、noteにはGoogle AdSenseなどのWeb広告も掲載できず(2020年現在ではnoteはHTMLを編集できないためWeb広告を掲載できない)、収益化としては投稿やマガジン、サークル(サロン)などのブログとは別の仕組みで収益化を目指すメディアとなるため。

個人ブログで頑張るよりも、noteで頑張るほうが希望がある?

Web広告に限界が見えている個人ブログで頑張るよりも、記事やマガジン単位で決済の仕組みがあるnoteで頑張るほうが、今後に希望があるのではという気もしています。

こうしたnoteの収益化の仕組みが、今後無料ブログやWordPressブログに導入されて普通になるかもしれません。

仕組み的にはWordPressブログでは既にcodocというプラグインがあります。

まだ一般的ではないと思いますが、無料ブログでもnoteへのユーザー流出を防ぐために、今後、記事やマガジン単位で決済できる仕組みを導入することも考えられます。
そうなると、WordPressでも記事やコンテンツ単位での決済を自分のブログ上で行うのが普通になるかもしれません。

現在は個々の記事やカテゴリー(noteでいうマガジン)といった単位では、記事の価値を認められていないブログですが、今から販売が可能になるコンテンツをブログに積み重ねておくのも、生き残りの施策として重要になると思います。

WordPressブログをクローズしたとしても、noteでは何とか生き残っていけるようにしたいところです。
むしろ、WordPressブログが生き残っているうちに、noteで何とかやっていく方法を模索しておくという考えに、今のうちに考え方や体制をシフトしておくべきかもしれません。

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