自作アケコン使用感レビュー

こんにちは、最近アケコンの自作自体が楽しくなってきたゲム蔵です。

以前くろまき工房さんの中型レバータイプケースを購入し、初めての自作アケコンに挑戦しました。このアケコンケースが大変良いもので愛用していたんですが、多少ボタン配置をこうしたいなぁ…みたいな欲求も出てたので、新しく中型オール24mmボタンタイプケースを購入しました。

今回はこれまで使ってきたくろまき工房さんのアケコンケースと今回購入した新ケース、合わせて買った各種レバーの使用感、組み立て中に思ったあれこれとかをまとめて書き留めて置きたいと思います。

去年10月末に購入した中型レバータイプのアケコンケース
こちらは新しく購入した中型オール24mmボタンタイプのアケコンケース

アケコンケースについて

どちらもくろまき工房さんが発売しているアケコン用アクリルケースです。

天板のボタン配置が若干異なっており、主に左下の30mmボタンが24mmに変更、8連ボタンの左に24mmボタン穴が追加されています。

アクリル製で見た目がすごくキレイで手触りも良く、大変気に入っています。支柱やサイドパネルの形が良く考えられていて、分解組み立てがしやすい構造になっています。

通常、ゲームセンターや市販のアケコンのボタンは30mmボタンなのですが、そこを24mmの一回り小さなボタンにすることで全体的にコンパクトなケースになっています。
ちなみに、このケースは名前の先頭に中型と付いているように、くろまき工房さんがメインで販売しているコンパクトケースよりも若干大きめサイズのものになります。

私はアケコンをふとももの上に乗せて使っていますが、この中型ケースは使用中に不安定に感じる事はありませんでした。正直にいうと私自身が太めな体型という事もあり、もう5㎜くらい大きければ安定感がさらに増す気がするなぁ…とも思いますが、ほとんどの人にとってはちょうどいい大きさだと思います(笑)

自作アケコンを始めた理由

私はこれまでHORI製の普通の8ボタンアケコンを使っていたのですが、ストリートファイター6をやる上でどうしてもドライブインパクトのボタンを押せないのが悩みでした。
8ボタンのうち、一番右の上にドライブパリィ、下にドライブインパクトを割り振っていたのですが、小指を良い感じに曲げながらじゃないと押せないのでとっさに反応して押すことができず、一生インパクトを食らっていました。

感覚として親指の近くにあれば押せれば押せそうという感覚がずっとあって、ボタンを増設する方法を色々探していました。
その時に自作アケコンが実はそれほど難しくない事、アクリルケースを販売している人がいる事を見つけ、カッコいい自作アケコンを調べているうちに、くろまき工房さんのケースを見つけて購入したという感じです。
ちなみに私は工作系が苦手なので自分で穴をあけるなどの方法は最初から避けています。

ちなみに自作アケコンにしたのは大正解で、今ではある程度のインパクトを返せるようになりました(完璧には程遠い…)

2台目の理由

最初の1台目を作るのが楽しかったので、もう1台ほしいなぁと、始めた頃から考えていたのですが、中型レバーケースを使っていて、いくつかもっとこうなら良いのに!と思う部分が出てきました。

中型レバータイプの不満点

①インパクトボタンがデカい。

中型レバーの左下にあるボタンだけ30mmと大きいボタンのため、操作時に指が当たったり、窮屈に感じるのが気になっていました。

元々は親指ボタンを押す関係上、大きめの方が押しやすいだろうと思っていましたし、1つだけ30mmの大きめボタンは見た目にインパクトがあってデザイン的に気に入っています。

ただ使い慣れていくと、弱Kボタンを押す時に窮屈さを感じ、たまに指が当たって出したくない時にインパクトが出てしまう問題がありました。
なのでここは小さい24mmボタンにするか、もうちょっと離れた位置にボタンを設置したいと思いました。

②投げボタンが押しにくい

投げ入力を弱P弱K同時入力にしていると、インパクトボタンに指が当たりそうだったので、中Pの上にある青いゲーマーフィンガーのボタンのところに投げを設置しました。

ただこの配置だと、投げボタンとインパクトボタンの両方に指を置く事ができず、起き攻めされている時などに対処が遅れる事がありました。そのため、投げボタンとインパクトボタンをもっと近い位置に置きたいなと思っていました。

全てが解決された中型オール24mmケース

そんなことを思い始めた矢先に見つけたのが今回購入した中型オール24mmケースです。

まず左下のインパクトボタンが24mmに変更されてます。
これによって弱Kボタンとの隙間が広くなり、弱Kを押している時の窮屈さを感じなくなりました。
私はモダン操作をする時は弱Kの所にアシストボタンを入れるのですが、それもインパクトボタンを気にせず操作出来るようになったのですごくやりやすくなりました。

ちなみにボタンの位置は30mmの頃と変わらず、大きさだけ小さくなっているためか、小さくなった違和感を感じず、今までと変わりなくボタンを押せています。

次に弱Pと弱Kの前にボタンが1つ追加されました。
ここに投げをセットしています。これによって指1本で投げを出せるのと、投げとインパクト両方に指を添えることもできるようになりました。

先に言っていた問題点はこのボタン配置のおかげですべて解決され、今のところ私の理想のボタン配置になりました。

4日ほど使って見ての感想

新配置のオール24mmボタンケースは最初こそ投げの位置が変わったので、投げたい時に投げれない事もありましたが、そこは1日で慣れてしまい、他はほとんど違和感なく今ではしっくりくる配置になっています。

たまに投げボタンと弱Pボタンの位置を勘違いして指がもつれることがありますが、既にほとんど起きないレベルになっているので慣れるのは時間の問題でしょう。
本当に今はしっくり来ているので当分はこのアケコンを使っていくと思います。

組み立てあれこれメモ

ケースの組み立てに、新しくサンワの新型静音レバーを購入しました。最初のケースと違う物をあえて選んだものもあります。色々と使い比べてみて分かったことがあるので後学のために残しておきたいと思います。

セイミツレバーの基板がデカい

これまでは通常のセイミツレバーを使ったので、今回は三和レバーにしようと考えていて、スイッチでレバーの反応速度を調整できる新型の静音レバーを購入しました。

Xでこんな事を書いたのですが

https://twitter.com/gamezoo4/status/1765395110135726563

アクリル板に取り付けたUSBコネクタとボタンがぶつかってます。コネクタが付いているサイドパネルを逆に取り付けると今度はセイミツレバーの基板部分とぶつかってしまい、どっちにしても取り付けられない状態になってしまっていました。

今回サンワレバーを購入して取り付けてみると

サンワレバーを取り付けた所

ちっさ!え!?余裕やん…という事で、コネクタを変えようかパネルを変えようかとか悩んでいたのですが、一瞬で解決しました。

セイミツレバーと並べた所

一応セイミツレバーと並べた写真もあげておきます。デカ過ぎ…。

という感じで、セイミツレバーにすると基板とコネクタが干渉して大変でしたという感じです。

セイミツレバーを使いたい人もいると思いますので、その場合はくろまき工房さんがコネクタ穴の位置を選べる背面パネルを個別で販売してくれているのでこれを利用するのもアリだと思います。

私の場合は中型レバーケースに左端に穴が空いてるタイプ(上の4番)の背面パネルがあるので、どうしてもセイミツレバーを使いたいときは
それに変えるのもありでしたが、レバーで対応したのでとりあえずOKでした。

セイミツレバーとサンワレバーの所感

現在使っているアケコンのレバーは通常のセイミツレバーとサンワの新型静音レバーの2つです。今回新しく買ったのはサンワの新型静音レバーで、特別な工具なく、内部のスイッチをいじる事で感度を調整できるという物です。

セイミツレバーと言えばレバーが固めで操作に力が必要なのが特徴です。
長く使って来てさすがに へたってきてるだろうと思っていたのですが、購入したばかりのサンワレバーはそれを上回る柔らかさでびっくりしました。柔らかすぎてレバーのガイドが四角い事がわかるくらいやわやわです。
柔らかすぎて斜めが入りにくいと感じました。何というか、斜めが深いというか、ガイドに当たるまでの距離が長くて、操作に違和感を感じます。

レバーの柔らかさにはメリットデメリットがあって、コマンドを入力する時に、ガイドの感触を確かめながらしっかり斜め入力を意識して出来るようになったと思います。今ガイドの接触が甘かったな…という時は大体斜めが入力できておらず入力に失敗します。
一方で対戦中など急いで入力している時は斜めが入りづらい事が原因で入力ミスが頻発します。これまで当たり前のようにできていた事が出来なくなってしまい、最近の勝率はかなり落ち込んでしまいました。

サンワの新型レバーはカスタマイズ性が高く、先に書いたように特別な工具なくスイッチの感度を変えられるのですが、ほかにもガイドプレートを変更出来るガイドチップセットが三和電子の公式から販売されています。
ガイドに不満があったり、カスタマイズに興味があれば買ってみるのもアリかなと考えています。

ネジ式ボタンとはめこみ式ボタン

今回ちょっとした事故があって、ボタンを全てネジ式の物を購入してしまいました。
幸いアケコンケースは両対応なので全く使えない事はないのですが、メインの8ボタン以外の上下の追加ボタンは天板アクリル(見えないけど一番上に透明なアクリル板があります)だけじゃなくて中天板(白いアクリル板)にもかまさないと取り付けられないので注意が必要です。
私は最初気付かず取り付けられないじゃん…と思って中型レバーの方からはめこみ式を何個か持ってきてます。

押した時の音についてですが、はめ込み式の方が固定されてないからかパシーン!みたいな甲高い音がします。ゲームセンターで慣れ親しんだ音ですね。

一方のネジ式は固定されてるためか少しくぐもった感じの音が出ます。どっちかというとネジ式の方が音が小さい?(結構鳴るけど)感じがします。

とはいえ、最近このボタンで練習しててわかったのですが、なぜかはめこみ式に比べて入力がしにくい印象があります。ケンの奮迅が入力されていない事が多くて、何故だろうと調べたら大Kボタンの端っこを叩いていると入力されない事が分かりました。はめ込み式と同じ位置を叩いてると思うので、おそらくネジ式の方が反応が鈍い?のかもしれません。

ボタンに関してはボタン自体の個体差の可能性もありますので、ネジ式のが絶対に使いにくいというわけではないと思いますが、個人的には慣れ親しんだはめこみ式が良いなと思いました。

本当はメイン8ボタンは全部ゲーマーフィンガーにしたかったのですが、買いに行った日はどこに行っても在庫が無くて買えなかったので諦めました。余裕があればクアンバとか別なボタンも試してみたいと思います。

作ってみての感想

正直、作るの楽しいです。
最初は格ゲーをやるために買ったので配線とか綺麗じゃ無くても良いやと思っていたのですが、せっかく自分で作ったのなら、配線もカッコ良くしたい…天板もイラストを入れてオリジナリティを出したい…とだんだん欲求が出て来て色々調べ始めています。

長く続く趣味になると思うので合間を見てゆっくりアップデートして行きたいなと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?