今期のポケモンSVランクマで、初めてレート1800を達成しましたがーみーです。
今回はパーティーに入れた中で、かなり活躍してくれたおんみつマントタルップルについて語っていきたいと思います。まずは、タルップルのタイプと種族値から。

タイプ：くさ/ドラゴン
種族値：110/85/80/100/80/30 計485
とくせい：じゅくせい/くいしんぼう/あついしぼう（隠れ特性）

鈍足ながら耐久面はそこそこまとまっており、とくこうは高めです。そして、専用技の「りんごさん」は、威力80の特殊草技で、確定で相手のとくぼうを1段階下げます。ルミコリの劣化版です

今回、僕が使った「おんみつマントタルップル」は特性「あついしぼう」で採用。こおりは4倍→2倍弱点で抑えられ、ほのおは等倍→半減となります。調整はH188、B252、D64で使いました。
技構成はりんごさん/じこさいせい/てっぺき/ボディプレス。テラスはかくとうにして、パオジアンやイーユイに強く出られるようにし、ボディプレの火力底上げも狙いました。他はくさやフェアリー、どくあたりがおすすめです。

タルップルを採用しようと考えたきっかけは、まずキノガッサ対策でした。ついでにアラブルタケも。
前にぼうじんフォレトスで胞子対策をしていたのですが、炎テラバのキノガッサに焼かれてしまうことがしばしばあり「根本的な対策にならないな」と思い、何で対策しようかと考えた結果、たどり着いたのがタルップルでした。
草タイプなので胞子は無効ですし、メインウェポンのマッハパンチは余裕で耐え、タネマシンガンは4分の1で受けられます。サブ技にもキノガッサ側から有効打がなく、こちらはじこさいせいと鉄壁で余裕で受けられます。
また、キョジオーン（しおづけ）対策のおんみつマントサーフゴーがそこまで強くないと感じていたのもあり、りんごさんで崩しが可能なタルップルにマントを着せてみたところ、思わぬ副産物としてパオジアンのつららおとしで怯まないというアドバンテージを取れることにも気付き、案外環境ポケモンを満遍なく見れそうな感じが出てきたので、本格的に採用しました。その他の利点は以下の通り。

・みず、くさ、でんき、ほのおに強いので各種の主要なロトム系統にも強い。
・テラス切って鉄壁積めばセグレイブも余裕
・イルカマンやウェーニバルに受け出せ、りんごさんで突破できる。テツノカイナやイダイナキバのサブウェポンの氷技も、テラス切らずに半分以上はHPを残して耐えられる上、凍らない。
・とくぼうも及第点はあり、テツノツツミにもフリーズドライをテラス切って耐え→りんごさんで確定1発で返せる。
・型によってはチオンジェンにも強い。宿木無効。
・ノーマル、はがねテラスのカイリューにボディプレが刺さる。

…といった感じでかなり広く対応できる手応えがありました。さらに、前期に結果を残したタルップルはチョッキを着た特殊受けアタッカーだったことや、そもそもやどりぎ耐久型もいることがあって、意外と読まれづらかったのも追い風となりました。

ここまで利点を話しましたが、明確に弱点も存在します。サーフゴーに何もできず、ハバタクカミにも弱いです。あとはテツノドクガやモロバレルなどの毒タイプなど。分かっている人はパオジアンを交代して裏で繰り出してきました。
あくまで物理受けメインなので、特殊アタッカーにはあまり無理をさせない方がいいでしょう。裏にジバコイルやテツノドクガ、ディンルーなどを控えさせておくのが良いと思います。
また、飛行テラバカイリューにも弱いです。元のタイプの草、テラスタイプの格闘ともに、一貫して弱点を突かれてしまいます。こちらも対策ポケモンは用意しておいた方がいいでしょう。

以上です。ちなみに、動画実況勢では今期2桁順位を達成したあゆみんさんも、おんみつマントタルップルを紹介していました。（ただし、ほのおテラスタルはお勧めしません）
キノガッサやキョジオーンに困っている人は採用してみると、かなり楽に突破できるかと思います。役に立てば幸いです。

※補足
たまーに「つばめがえし」を搭載したキノガッサがいます。鉄壁1積みで耐えられるようになりますが、注意は必要です。そこまでいませんが…