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Bunkamura Produced 「ハザカイキ」作 演出 : 三浦大輔@ Theater Milano-za, 歌舞伎町新宿

昨晩はこちらでした。

Bunkamura Produced 「ハザカイキ」
作 演出 : 三浦大輔
@ Theater Milano-za, 歌舞伎町新宿

出演 : 丸山隆平 / 勝地涼 / 恒松祐里 / さとうほなみ / 九条ジョー / 米村亮太朗 / 横山由依 / 大空ゆうひ / 風間杜夫 / 日高ボブ美 / 松澤匠 / 青山美郷 / 川綱治加来

音楽 : 内橋和久
美術 : 愛甲悦子
照明 : 三澤裕史
音響 : 鏑木知宏
衣裳 : 小林身和子
ヘアメイクアップ : 河村陽子
制作 : 青山恵理子
プロデューサー : 松井珠美


ここからはネタバレには気をつけますが、知りたくなければ読まないこと。

セットすごいねぇ。
いったいどうなってんのか。
まわるまわる。グルングルン回る。
はいジャブはここまで。
本題いきます。

私たちはいかな根拠を元に行動規範を定めているのか。
そして、その規範からハズレることに、いったいどんな意味が生まれるのか。
それは自分、身近な人、社会、どこにまで影響し引き受けなければいけないのか。
ある瞬間をきっかけにメタ視点と地のストーリーがギュンギュンとグルーヴし始め、謝罪謝罪謝罪、土下座土下座土下座、そしてあのクライマックス。

自分の肉親も含め他者に求める倫理観という名の枷をどこまで受け入れるべきなのか、それは必要なのか。
三浦大輔は真っ向から疑問を呈している。
いま私は、たまたま逮捕されていないだけで犯罪者かもしれない。
いや、従うべきルールに合致する人間とはどんな人間なのか。
ハラスメントをハラスメントたらしめている根拠は標準化できるのか、と。

インモラルであることの自覚は赦しだ。

恒松祐里が圧巻。
そしてさとうほなみ。





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