昨晩はこちらでした。

moonriders "Encore マニア マニエラ + 青空百景"

@ Garden Hall, 恵比寿

moonriders : 鈴木慶一 [vo, g] / 岡田
徹 [key] / 武川雅寛 [violin, tp, kalimba, vo] / 鈴木博文 [b, vo] / 白井良明 [g, guita-ghidorah, vo] / 夏秋文尚 [ds, vo]
supports : 澤部渡 [g, vo] / 佐藤優介 [key]、矢口博康 [as, ts, ss] / 四家卯大 [cello] / 志賀恵子 [viola] / Open Reel Ensemble (和田永 / 吉田悠 / 吉田匡) [tape recorders]

最後列だったんだけど、どこで誰がどんな音を出してるか、すごくよくわかる距離。
なんか入れなかった人がたくさんいたことをあとで知り、すべり込めてラッキーだったなと。
恵比寿の混雑に舌打ちしてスミマセン。

私はかつてオープンリールのテープレコーダーを使って仕事をしてたので、Open Reel Ensembleの3人それぞれがどんな音をどのように出してるか、手に取るようにわかってオモシロい。
LEDのスティックを使ったパフォーマンスはいいアイディア。演奏の中でサウンドにもヴィジュアルにも効果的。
ムーンライダーズのアルバムを人力で再現するのは、こういうゲストサポートの人材が不可欠よね。
で、あとはこっちが頭の中で補完再構築。
四家卯大と志賀恵子のチェロ／ヴィオラとクジラさんのヴァイオリンが完全に切り離されてたのもなるほどなぁと。

ソラでぜんぶ歌えるほど聴いてきたアルバムの曲しか演奏しないことで、編曲的な視点ゃ楽器の音が見える、いつもジャズを聴きに行く時の感覚に近い体験だったな。

白衣とかツナギ、モップ、チロリアンハット、ニッカボッカなんていう、記号性のある意匠を取り入れ衣装チェンジする、鈴木慶一のシアトリカルな演出も伝統芸になってる。