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幸せな人生に変えていく手段とは?「ハーバードの人生を変える授業」を読んで

「不足はないけど、何か物足りない」

そう感じていた私は、本書に書かれているポジティブ心理学をやってみることにしました。

ごちゃごちゃしていた頭が整理されて、少し晴れたような気分。

「頭の中を整理=ポジティブになる=幸せへの一歩」だと気づかせてくれた、
そんな本です。


■本書の内容

「ポジティブ心理学」の第一人者である著者(タル・ベン・シャハー)は、
この理論を自分のものにまで体得できるような構成で書かれています。

例えば、幸福に生きるための52項目全てに質問(ワーク)があり、
読者はそれに回答することで自ら気づき・学べるようになっています。

読者が自ら気づき・学んだことが「知識」となり、自らの人生を幸せなものへと変えていけると考えているからです。

■ポジティブ心理学とは

ポジティブ心理学は、人がよりよく生きるとはどういうことかを研究する学問。

従来の心理学は病理(鬱など)に焦点を当てるのに対して、
ポジティブ心理学は「心の健康」「幸福に生きる人生」に焦点を当てています。

■学びのポイント

本書の中での学びのポイントを3つご紹介します。

1、感謝ノートを作る

本書では感謝することを毎日5つ書きとめることを推奨しています。

なぜなら毎日感謝することを書きとめることが習慣化されると、人生を肯定的に評価できるようになるからです。

そのカラクリは、普段の出来事への感度が上がり、良いことに気づきやすくなるメリットがあるからだそうです。


2、最善主義を身につける

最善主義とは、現実の制約の中で最善を尽くそうという考え方です。
最善主義の考えだと、失敗をしたとしても、それを受け入れて、活動を楽しめます。

その反対が完璧主義。
ゴールまでは真っ直ぐな道のりだと信じて、失敗を否定する考え方です。
完璧主義の考え方で失敗をした場合、自分を否定し、不安に苛まれることになるのです。

3、やりたかったことを、やる

人は、行動によって考え方を変えることができます。
それが「自分」に対しても、変えることができるようです。

例えば、自分のことを「弱虫」だと思っていた人は、勇気ある行動を続けていると自分のことを「勇気ある人間だ」と自信をもてるようになります。

■実生活でやってみた

「本当にこんなことでポジティブになれるのかな」
正直疑う気持ちもありました。

でもせっかく読んだことだし、学んだことを実生活でやってみました。

1、感謝ノートを作る

1ヶ月前から3年日記を始めました。
いつも不完全燃焼な日々を送っているような気がして、何がそこまで私を悩ませるのか。
それを整理したいと思ったのがきっかけでした。

その日記に「感謝すること」も書くようになりました。
「感謝すること」は本書には5つありましたが、書くことを最優先にして個数は気にせずに書いてみること1週間。

著者の言うように「今日はどんな感謝の出来事を書こうかな」と探せるようになりました。
「スーパーで買ったカキフライを美味しく食べれた」とわざわざ書きとめるような出来事ではないことに対しても、喜びを感じられるようになったのです。


2、最善主義を身につける


私はどんな場面で完璧主義/最善主義になるのか?
本書に書かれていたように書き出してみました。

 ・完璧主義になる場面:家事や子育て
 ・最善主義になる場面:自分の限界に達した時(例心身に不調をきたすなど)

書き出してみて、思考パターンが見えてきました。
例えば子育ての思考のパターン

子育ての思考パターン
ワンオペのため親は私だけ
→「完璧主義」となる
→心身に不調をきたす
→過去を振り返って頑張りすぎてた自分に気づく
→「最善主義」に変わろうとする

これは仕事の場合にも当てはまります。

仕事の思考パターン
自分の担当業務の負荷が増す
→「完璧主義」となる
→心身に不調をきたす
→過去を振り返って頑張りすぎてた自分に気づく
→「最善主義」に変わろうとする

心身の限界がきて初めて「最善主義」に変わろうとする思考。
限界が来る前にいち早く察知して止めることが必要です。

そのための手段として、「日記」が有効ではないか。
日記に日々の心情の変化を文字化していくことで、自分を客観視できるのではないか。

ここでも「日記」が有効策であることに気づきました。


3、やりたかったことを、やる


私がやりたいこと。
それは「noteで”自分”を発信する!」ことにします。

自分の思いや感情、私という人間をオープンにすることが苦手です。
完璧主義ゆえに拒絶されたり、否定されるのが怖いから。

そのため”自分”を表現できる人に強い憧れがありました。
例えば、ライターやミュージカル俳優。
ライターは文章で自分の思いや考えを発信し、ミュージカル俳優は舞台で歌やダンスで自分を表現できる。

私も”自分”を発信したい!
まずはこの書評を通して、発信すると宣言する!
そしてこれをnoteで発信する!

これが私がnoteで発信しようと思った背景です。


■最後に

本書を読んで、一番の気づき。
それは「特別難しいことをしなくても、人生をボジティブにできる」ということ。

難しいことはしない代わりに、継続していくことが大切。
「感謝ノート」も「改善主義を身につける」も「やりたかったことを、やる」も継続してこそ意味がある。

そのための仕組み作りが大切で、私の場合は「日記を書くこと」で継続していこうと思います。
日記を書くことは私にとってハードルが低く、この3つに繋がっていくように感じているからです。

自分の人生がどのように変化していくのか、これから楽しみです。


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