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声を上げる重要性 声を拾う重要性

昔のビジネス環境と比べて、患者さんのリテラシーは年々向上しています。
従来の権威主義的な、医療機関の都合による診療はまかり通らなくなってきており、患者さんの方が強いことさえ見られるようになりました。

ただ、僕は個人的にはこれもいずれ淘汰されると思っています。

毎度ありがとう。おおきに!の世界観

個人的には、行き着く先はフェアな世界だと思います。
いくら患者さんが情報を持っていたとして、医者には慣れません。
情報の本当の意味での精査はできるものでもないです。

得たい治療の成果を得るためには、相手を下に見てこき使うようでは無理な話。

この人に頼みたい、この人のために腕をふるいたい。

お互いに自然とそう思える関係性を目指していくことが今後は当然求められます。

医療機関=医者、だけではない

医療機関において、医者は中心的であり、顔役であることに間違いはありません。
しかしながら、現在様々なテクノロジーの進化によって、医師が本当にやるべき業務が洗い出されてきています。
そのようにして、なんとなくすごいって思っていたものの正体がどんどんリアルに削り出されてきているのが今です。

そして、同時に医師だけではなく、看護師さんや検査技師さん、医療事務など様々なスタッフがいて、診療にあたっていることで、今の医療アクセスは実現できているということになります。

自分が仕事をしているからと言って、夜遅い時間に診療に行きたい、とだけ考えているのは、どうしてもサステナブルにはなりません。

だって、その時間にはその患者さんたちを受け入れるために働いている人がいるわけですから。

仮に診療時間を22時までとかにすれば、帰るのは深夜なわけです。

世の中の価値観は多様化しており、お金もらってんだからいいでしょ、なんていう一元的な価値観は通りません。
(別にそういう人がいても一切否定するつもりもないが)

お互いの関係性がサステナブルであるためには、お互いにGIVEの心を持ち合って臨まないといけません。

ニーズを明らかにすることが大事

さて表題の件ですが、常にニーズを明らかにすることがとても大事だと思っています。
ネガティブな口コミを医療機関は書かれやすいですが、僕はその患者さんのスタンスはあまり好きではありませんし、医療機関側もナンセンスだと思う。

なぜか。

ネガティブな発散をしたところで、何の得もないからです。
心も無駄遣いだなぁと思います。

声をあげて主張して変わる可能性があるのであれば、声を上げる必要があるし、意味もあります。
口コミで悪い内容を書いても、ほとんどの場合、何も変わらないです。

また、医療機関側も、常に患者さんのニーズを把握していることがこの時代には求められると思います。

いろいろなものが凄まじいスピードで変化している中で、患者さんのニーズをヒアリングしきれていないと、意思決定を間違えます。

そうこうしているうちに、患者さんのニーズ優先の診療ではなく、働いている側の都合のいい診療になりかねません。

なのでお互いに声を上げる、常に声を拾う、そういう仕組を持っていることがこれからはとても重要になるんだなぁと思います。

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