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家でビッグマックをつくる アレンジ編

※「家でビッグマックをつくる 完成編」を読んだ後にご覧ください。

先日、私は家でビッグマックをつくった。焼きたてのバンズでいただく家ビッグマックは大変おいしかった。一方で、本家ビッグマックと比べてバーガーの標高が高く非常に食べづらいという欠点もあった。

身も蓋もないことを言ってしまうと、2段でも3段でも味は同じなので、実用性の観点から見ると家でビッグマックを作る場合、あの形は理想的ではない。そこで本稿では、ビッグマックの味を保ちつつ、より食べやすく、よりつくりやすいハンバーガーを目指す。

アレンジの方針

ハンバーガーを平屋にする

まず、食べにくさの原因であるあの2階建て構造をやめて、通常のハンバーガーと同じ形にする。2階建て構造をやめたらビッグマックじゃなくなるという反論があるかもしれないが、家でビッグマックをつくってみて、それをうまく最後まで食べ切った人だけが私に石を投げる権利を持つ。私にはそれはできなかった。

この高さのハンバーガーを上手に食べきるというのは大変難しい話である

パティを合体する

2階建て構造をやめるということは、わざわざパティを2枚用意して2つの間にそれぞれ挟まなくてもよいということになる。つまり、薄いパティを2枚使うのではなく、分厚いパティを1枚作ればよい。分厚い方がより肉肉しさが感じられるし、挟むものの数が少なくなればハンバーガーが崩れにくくなるというメリットがある。

チーズを増やす

チーズは2枚使用する。なぜなら、2枚のせた方がチーズの味がしておいしいからだ。カロリーなんて気にしなくていい。なぜなら、カロリーを気にするやつはそもそもビッグマックを食べないからである。

レタスは手でちぎる

レタスは手でちぎる。包丁で切るよりも手でちぎる方が繊維の破壊を抑えることができ、レタスが変色しにくくなるほか、シャキシャキ感も増すためだ。

お気に入りの皿にのせる

当然、いい皿にのっている方がうまい。

つくりかた

材料
バンズ         1つ
パティ         1枚
チェダーチーズスライス 2枚
レタス         適量
オニオン        適量
ピクルス        適量
ソース         適量

バンズとパティの作り方は「家でビッグマックをつくる 完成編」と同様のレシピでつくった。ただし、パティは少し厚めかつ大きめにつくる。オニオンは微塵切りにして水にさらしておく。レタスは手で適当な大きさに千切っておく。ピクルスは薄切りにする。ソースは別記事「ビッグマックをつくる ソース編」のレシピでつくったものを使用する。

バンズは食べる直前にトーストする。
パティの上にチーズを2枚45度ずらして重ねる。パティをトーストで軽く温めて、チーズをとろけさせる。

最後に以下の順で材料を重ねて完成。

バンズ→ソース→オニオン→レタス→パティ(チーズ)→ピクルス→バンズ

お気に入りの皿に盛るのも忘れずに。

完成したハンバーガー

感想

完成したハンバーガーを見て、正直「最早ビッグマックではないな」と思ってしまった。ただ、何より食べやすい。もちろん味はビッグマックである。平屋構造にしたことで、ハンバーガーの標高が下がり、つくりやすくなったというのもありがたい。

個人的にはレタスが好みだった。レタスの1きれが大きいため、よりシャキシャキとした食感を楽しむことができる。手でちぎるのはコスト的に大変だろうと理解しつつも、是非本家ビッグマックもこうして欲しいと思わざるを得ない。

また、チーズの変化も見逃せない。2枚使用しているため、チーズの味を強く感じられるし、とろけたチーズは口当たりが良い。

総じて、家でつくるならこれでいいし、これがいい、という出来になった。ただし、今回のアレンジにはチーズやレタスに私の好みが反映されているため、これが全てにおいて正解というわけではないだろう。つまり、この記事は奥深いビッグマック道のほんの一部分を見せたに過ぎない。あなただけのビッグマックはきっとどこかにある。

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