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元町駅西口階段

CDのジャケット撮影をさせてもらった事があって。
最近これを撮った時に「そういえば」と思い出して、カメラロールと記憶を辿った。

JR元町駅西口から北側の道路へ上がる階段。当時と全く変わらないこの場所で撮影したのはちょうど10年前の2013年。夏の終わり頃。

階段に座る彼を撮ってると、通りゆく人の多くが「すいません」と言いつつ避けてくださる。
こっちは素人だし特に撮影許可をとってるわけでも無いので恐縮した記憶がある。

『彼』とはシンガーソングライターのKADOYAさん。
ライブハウスでギターを弾き語るKADOYAさんとはウクレレ友達で、レレ友の皆をいつも撮ってるワタシに声をかけてくださった。

撮影を頼まれたと言っても、完成形は彼の頭の中にしっかりとあって。
ワタシはそれをお手伝いしただけで、ホント大したものでは無いんだけど、ただの写真好きの端くれであるワタシにはものすごくうれしい事で、ありがたい貴重な体験だった。

それから数ヶ月後、出来上がったCDをいただきクレジットを見ると、モデルをしてくれた友達のWちゃんと共に名前が入っていて感動した記憶がある。

その時のウクレレの会では、CDにサインを求めるレレ友の列がKADOYAさんよりWちゃんの方が多かったのはメチャ笑った思い出。
愛されキャラなKADOYAさんらしいエピソードだな。

振り返ってみると、今よりも更に下手の横好きだったワタシは、ひたすら枚数を撮ることを意識してたと思う。数撃ちゃ当たる、的なアレで。

恥ずかしながらこの頃はRaw現像も知らなかった。今ならもう少しいいものが撮れる、かなぁ……。

今も京都を中心にKADOYAさん単独もしくは二胡奏者の奥様と963(クロサン)というユニットで活躍されてます。

『少年』って曲が特にほんと良いんですよ。
ライブハウスの立て看板でお名前を見かけたらぜひに。

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