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ファシリテーターの楽しさ

このブログは「ファシリテーター」をテーマにしたアドベントカレンダー12日目への投稿となります。

私にとっての「ファシリテーターの楽しさ」は何か考えてみました。考えてみて3つありそうだなと思いました。

一つ目は「即興性」と「適応性」という「今」の自分で「今」の参加者に向き合うことです。後から考えれば、もっとこうしたらよかったとか考えたりもしますが、その時その時に行ったファシリテーションって、「今」の自分の集大成というか「今」の自分ができること、「今」の自分にしかできないことが行われている気がしていて、ちょっと間違った受け取り方をされそうな気もしますが、誤解を恐れずに言えば、自分自身で勝負している感じがします。

二つ目は人と人の会話の間に入って、意見や考えのズレを整えられた時も楽しいです。日本語と日本語の翻訳みたいだと思っていますが、Aさんが考えたことをBさんに正しく伝わるようにする感じです。Aさんが発言した言葉の単語の捉え方やニュアンスの捉え方がBさんのフィルターを通すと違う意味、意図になってしまっていることもあるので、Aさんの意図、想いをBさんの文脈で捉えられる様にする…といったことです。ファシリテーターは効率的で効果的な対話を行う存在みたいに捉えられていることもありますが、私は合意形成というか、人と人が納得し合う対話は、丁寧さが必要だし時間の効率を考えたりはしないかなと。丁寧に向き合えたという満足感があるので、楽しいです。もちろん、結果いつもよりは早く納得し合うこともあるので、効率的だと後からは見えるかもしれませんが、効率重視でファシリテーションすることは少ないです。

三つ目は、当日までにいろいろ想像して準備をすることが楽しいです。コロナ禍でオンラインの場が増えた時に、リアルな場だと、その場所にあるものを利用したり、その場の雰囲気、環境を利用した場づくりができたのが、オンラインだとツールを準備していないと、「場」にあるものがZoomならZoomの機能でできることのみとなったりするので、即興性、その場で生み出すことが難しくなります。オンラインだと事前に想像して当日は使わないかもしれないけど、用意しておくのが楽しいです。リアルな場では、その場を活かした場作りが好きなので、ひらめきで場をつくることも楽しかったです。そういう意味では3つではなく4つなのか、三つ目は単純に「場づくり」が楽しいとも言えそうです。


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