ファシリテーターの活用術(カオス編)

ファシリテーターは適度にカオスを産み出す存在として機能していることに気付きました。

明確なゴールがあり、進む道も舗装されている中でファシリテーションが機能すると、もちろん早く結果が現れたり、自分事として物事が進みますが、そもそものゴールはそこなのか?が考える範疇に入ってこないことと、ファシリテーターにある意味、依存が発生します。

しかし、チームやプロジェクトメンバーの外側にファシリテーターが居るけど、放し飼いになっていて、どう使うかを考えたり、こいつは何者?という役割は、カオスを産み出すし、思考停止や依存を許さない感じになってきます。カタリスト的でもありますが、思ったことをファシリテーターにぶつけると、ファシリテーター自体にはすでにあるプロジェクトのゴールは見ないままに、ぶつけられたことに反応して結果を早く表出させます。その結果を見て、伝えたりない部分を考えることや、対話することで、そもそもに気付くことにもなりえます。難しい言い方ですが、結果に導くのではないのと、チームメンバーでもなく暗黙知の範囲外なので、見える化を自分達で行いながら進むことが結果として起こっている感じです。

無知の知な存在で居るのは結構、凹みますが、新しいものの学習プロセスも同時に見ながら、新参者への学びを考えることができるので、やることとしては合っています。

ファシリテーターはコンサルタントではない。その感覚が私にも実感できるようになってきました。

使ってくださる方々に感謝します。

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