会議プロセスまんなか

会議の「まんなか」の話

会議の時間を半分過ぎたら「会議全体から見たら、今どこにいるのか?」という「会議マップ」を意識することがいい感じの会議を行うコツの1つです。

会議の目次と言えるアジェンダを会議の導入で共有することで、参加者がその会議の時間中に何を行うかが見える化され、安心感を与えることができます。しかし、会議の時間が進むにつれて、まだアジェンダの内容がまだまだ残っていると焦りと不安を生むこともあります。そんな時、ついファシリテーターも焦ってアジェンダの後半と時間の後半をあわせようと無理してしまいますが、アジェンダはあくまでも予定です。「予定は未定」であり「見積もりは見積もり」でしかないのです。予定をこなすことがいい感じの会議ではなくて、何かを無理して進めると結果的に後で矛盾や不協和音の元になりえます。(会議の目的が参加者の合意…という場合であればなおさら)

その「予定」してたことと「現状」を比較して、どう判断してどう会議を進めていくかの判断はファシリテーター起点で行うのが良いです。その判断のタイミングは私は時間的な真ん中としていて、しかも一瞬だけ今の位置を想像するくらいです。アジェンダ的な切れ目にやれば良いとも思えますが、そもそもそのアジェンダの内容が伸びているのだとしたら、時間的余裕はどんどん奪われてしまっているので、時計を基準にした「まんなか」が良いでしょう。そこから会議の後半をどうしていくのかを再設計して進んでいくと、状況に合わせたファシリテーションをしていくことができます。

下記の図は「ガオ流かきこみ式ワークブック Vol.2 会議編」Lesson8の「会議の流れを考えておく」を考える時にイラストレーターのぷちかなさんに描きとってもらったものです。

会議中プロセス



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