ファシリテーターの学び方について

このノートはファシリテーターをテーマにしたアドベントカレンダー2016の3日目です。ブログのアドベントカレンダーとは12月1日から25日までの間をブログでつなぐというものです。いろいろなローカルルールもありますが、テーマについて20分考えて5分で書き上げるというものが私の知っているやり方なので、今回もそのルールでやってみます。

今年はファシリテーターの学び方について思っていることを書きます。ここ数年、ファシリテーションについて人に教えることが増えましたが、ファシリテーションを単にスキルとして教えたとしても、ファシリテーターとして場をどうしていくかは、スキルとはまた違う部分がしっかり意識できていないと成り立たないことに気づきました。それはその人自身がファシリテーションする動機ともなる「コア」な部分で、なんのために…という部分でもあります。学ぶ前にまずはその「コア」を自分でどうとらえるかを一度考えるのが大事だと思いました。

そして学びとしては、場づくりということで言えば、その人が「よい場」と感じたりした時のファシリテーターを真似るところから始めるのがよいと考えています。いろんなファシリテーターの場、もしくはツールやワークを使っているファシリテーターの「こういう場がいいなぁ」という思いを中心において、場をつくるための要素を1つ1つ考えて、学んで、試していくこと。それがファシリテーターの学びなのかなと。つまりはファシリテーターについては、師匠と弟子のような形で伝えられていくものがよいのかもしれないと思うようになりました。「いいなぁ」が見つからないという場合には、違和感を探してみるのもいいと思います。その違和感の源泉が「コア」となることもあります。

学びたい人にあったファシリテーターの学び。全部を教えてもらうものといことではなく、自分から学びいくもの。場をやってみる前にある程度は固めておきたいという場合は、他の人のファシリテーションをいっぱい見て、勘所を持つというのが大事だと思います。そして違和感も含めてその場で起きていることに目を向けること。そういう意味では観察が学びの初めなのかもしれませんね。

以上でアドベントカレンダー3日目の内容は終わります。4日目は育成という場で知り合った山内さんです。感覚的には似ているところもある気がしてるので、何が飛び出すのか、楽しみです!


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