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ファシリテーターの場づくり

このブログは「ファシリテーター」をテーマにしたアドベントカレンダー5日目への投稿となります。

今日のテーマは「ファシリテーターの場づくり」で、ちょうど12月2日に場づくりをしてきました。少し特殊な場で、当日現場に行ってみて参加者を見てみなければ場づくりできないという状況で、改めて場づくりは「その場」のものだなぁと感じたのでした。

その時に場づくりのポイントとして考えたのは、空間としての導線と、雰囲気としての楽しさでした。参加したほとんどの人が、今日この場で何が行われるのか知らないというカオスっぷりで、ファシリテーターとしてはいい感じにワクワクしていましたw
空間としての導線を意識したのは、参加者の一部がポスターセッションを持ってきていたことと、場所の構造的に入り口一つに対して、奥が広い構造だったので、位置どりが大事だと感じましたからでした。対話の場所とポスターセッションの場をどう位置取るかということで、ポスターは移動式のホワイトボードで位置の組み替えができるようにしました。結果、懇親会の時に移動して場を作り直したりできたので、良かったと思います。
雰囲気としての楽しさについては、参加者の「場のわからなさ」加減が強くて緊張していると感じたので、会としての正確さよりも、大まかな内容のみを共有して、むしろ参加者で楽しんで一緒にこの場かぎりの場をつくればよいなと思いました。ファシリテーターとしてのふりまいは、参加者に寄り添うことを第一として、時間的な配分と、時間内に行って良い行動について説明するだけにしました。困惑というか、不安そうな人には声をかけたり、知り合いで話しやすそうな参加者同士はそのままグループで動いても大丈夫な感じで行いました。

懇親会の頃には、いろいろとざっくばらんに話せる関係性は作れていた感じなので、楽しんで、気楽さを醸成できたのではないかと思います。

場の目的が明確な場合、参加者と場の目的が一致していることが多いのですが、対話の場や少し大きめなテーマを持った場、またはある意味参加が義務的なような場では、参加している人たちの状況、状態、全体の雰囲気を観て場づくりすることがファシリテーターの楽しさであり、役割であると思いました。

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