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初心者旅人と自由人のタイ旅行3日目~リスペクトと冒険心を秘めてダイブ!!~

 タイに到着してから3日目。今日から社会人組もチェンマイに到着する。2人は朝8時に到着したようだが、なんやかんやあって一緒に動けるのは12時からということに。朝から動けるMと一緒に昨日行った寺院をまわり、ホテル近くのバイク屋でスクーターを2台レンタルした。


 観光客がバイクを借りるときは、たいていの場合パスポート(とデポジットとして5000円程度)があれば借りれてしまう。運転免許は必要ない。街中では時たまに警察が検問を張っているものの、ほかの記事によれば2000円を支払えば許してもらえるらしい。私たちが持っている免許はただの普通自動車免許。日本でもこの免許で乗れるのは50ccまでだが、タイのスクーターは125cc。完全アウトである。
 私とAに至っては、原付すら乗ったことがない。経験上最速の二輪車はロードバイクのみ。エンジンのかけ方も、発進の仕方も分からない。何よりチェンマイはタイで一番交通事故が多い町らしい。なので中心部は社会人組に運転を任せることに。

日本だと小型に分類されるのかな?


 向かったのは中心街から30分、「首長族の村」。タイ、ミャンマーの少数民族のカレン族、女性は首に金色のリングをはめ、首を長くする風習がある民族が住む村で、入場料は2000円と観光地化されている。


こんな手作りの小屋で雨季を乗り切るのすごい!

 ミャンマー難民である彼ら一族にとって、観光業はおそらく主要な収入であるはずだが、決して見世物小屋ではない。なので、写真は集合写真だけにした。ネットにいっぱい写真あるので見てみてね。

金色のマークがタナカ。首長族の文化を体験するA。

 彼女らを見た感想は、とにかく”きれいだな”ということ。美意識が高いのだろう。おばあちゃんも本当にきれい。思えば日本も顔が小さい方がいいという価値観があるので、その意味で首を長くする理由も少しわかる。

 首長族の村で一番テンションが高かったのはNだった。首長族のボディペイント(タナカというらしい)に興味を持ったり、髪飾りに興味を持ったり。彼女のすごいところは、興味を持ったらすぐに話しかけることだ。

「このペイントなんて言うの?試してみたい!」
「その髪飾りかわいい!買えないの?」

 向こうの人は「そんなこという人見たことない」と言わんばかり。でも、Nは諦めない。最終的にボディペイントも髪飾りもゲットしてしまった。遠慮ないなあとも思ったが、よく考えれば興味を持たれるのは向こうも嬉しいだろうし聞いてダメな理由がない。それに、このいっしょに共有するのはNのリスペクトの表れなんだろう。見習わなきゃなあ。


 首長族の村を後にした私たちが向かったのは、ジャングルの中にあるハイキングスポット、メーサー滝。バイクで15分ほど山を登れば到着だ。車通りも少ないので、運転してみることに。腕をひねると一気に70km/hを超えるこの優秀なバイクは、ロードバークなんて日にならないくらい爽快に山道を駆けていく。日本で免許が欲しくなっちゃうなあ。。。

 ハイキング道は常夏の日差しが木陰とマイナスイオンのおかげで和らぐ場所。駐車場にバイクを止め、30分くらい川に沿って山を登り、奥の滝を目指す。アップダウンが激しく、涼しくても汗ばんでしまう。

こんな森が続く

 奥のメーサー滝はそこまで大きくはなく、やはりバンコクと同じく赤く濁っている。でも水はきれいそう。

 滝つぼに2人のヨーロッパ系の男が入っていた。それを見たNがすぐに上着を脱ぎ、川の中に入っていく。おいおいまじかよ。。。


 と思ったが、そうだ私はNを見習うんだった。今の服装を見直してみると、半そで短パンにウインドブレーカー。パンツを犠牲にすれば入れるのではないか。服を脱ぐとき、IQと引き換えに旅人偏差値が大幅アップしてるのを実感した。

 水は冷たいが臭くも無くきれいだ。足元にはうっすら苔が生えててすべりやすい。奥ではNが泳いでいる。私は淡水では泳げないが、歩いて行ける深さだ。
 Nたちは滝の裏から滝つぼにダイブしている。ダイブこそしなかったが、私も滝の裏に行ってみた。軽井沢くらいでしか行けない滝の裏は、まるで秘密基地のようでわくわくした。

 日が少しずつ傾いてきて、もうそろそろ夕方の渋滞時間。その前に、市街地の近くにある寺院を目指す。森の中のレンガ造りのトンネルのあるスリランカ式の寺院、ワット・ウモーン。トンネルの中は瞑想の場となっているのだが、仏像だけでなくヒンディー教の神もいる。ほかにもヒンディーを想起させるものがいっぱいあるのがこの寺院の特徴だ。

スリランカ式の仏塔。空港に近く危ないので夜はライトアップされる


レンガ造りのトンネル。ラピュタみたい!
トンネルの中は瞑想の場。隣にはヒンディーの神も。
日光の有名なやつ。

 少し早めにワット・ウモーンを巡った後は、ホテルにバイクを止めて、中心部の夜市に。ここはとにかく人が多い!!雰囲気は日本の縁日+フリーマーケットのようなもの。珍しいものがいっぱいで、いくつかのお土産はここで買った。夕ご飯も屋台のカオソーイに。2日連続だが、ここもおいしい。Mが餃子をおすそわけしてくれて、あっという間におなか一杯になった。

おおにぎわい!!
日本よりオープンな屋台

 明日はいよいよコムローイ。その前に、朝日を見にいくことにした。出発は朝5:30。お祭り気分も早々に、今夜はゆっくり寝ることにしよう。




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