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初心者旅人と自由人のタイ旅行1日目ーバンコクは時間との勝負ー

 11月24日。カラオケではほとんど寝られず。この日の予定は、飛行機に乗ってバンコクへ行き、寺院等めぐって観光し、夜チェンマイ行きの夜行列車に乗ること。バンコクは飛行機がつく12時から夜行が出る18時50分までいられる。時間との勝負。のはずが、、、

 飛行機が1時間遅延。とのこと。
 LCCあるあるなので、仕方ない部分ではあるが、ただでさえ時間のないバンコクでの観光時間を1時間失ったのと同義である。三大寺院回れるかな、、

 博多駅から地下鉄で5分。朝6時に空港に到着。問題なく搭乗し、フライトは6時間。カラオケで寝られていない分、飛行機では爆睡。なので案外快適だった。

 到着先のバンコク、ドンムアン空港は、市内まで車で30分ほど。Nがアプリで手配してくれたタクシーで向かう。

 タクシーはきれいなトヨタ車。でも、塗装はまるで熱帯魚のよう。運転手は出発したかと思えば、すぐに誰かと電話を始めながら走る。10分ほど電話した後、すぐにほかの人から電話がかかってきたが、それは無視していた。電話に出る出ないの序列があるらしい。
 そして何より運転が荒い。名古屋や天神のタクシーなんて比にならない。タイはバイクが非常に多いし、運転のマナーがどうやらない。サーキットのように車線変更を行う。しかし速い。

 バンコクの中心街は、きれいな感じはしないものの歩きやすい雰囲気。Nの希望で、ローカルなカオマンガイ屋に行くことにした。食料自給率が桁違いなタイは食料が安い。この量で約200円である。ピリ辛であるがすごくおいしい。当たりの店だ。

どローカルな雰囲気もまた旅っぽくて好き


 食事が終わると、いよいよ寺院巡り。まずは、店の近くの寺院に行くことに。街中に急に現れる豪華な建物。日本人にはあまりなじみのない黄金寺は、その名の通り黄金の仏像が鎮座している。マレー系の人に人気であり、五体投地をしている方もいた。

町中にひょっこり現れるのがバンコク流

 ひとしきり見終えたら、水上タクシーで別の寺院に行くことに。タクシー乗り場で、価格交渉を行い、乗り込む。価格はNが3000円くらい安くしてくれた。こんなのは我々には到底できない。経験者さまさまだ。

 向かったのはワットパークナム。金色の大仏とエメラルドの天井が有名な寺院だ。

 バンコクは、というか歴史的な海外の都市の多くは、大きな川を中心に街が形成されている。街の西から南に流れるチャオプラヤ川は、今も多くの船が行き交う重要な交通路。我々の船も赤く濁った水面をどんどん滑っていく。

濁ってるの土の影響だろうなあ

 そんなチャオプラヤ川には、信号待ちの渋滞が存在する。
 水門だ。バンコクにはチャオプラヤ川を中心に多くの水路が走っているが、水深を一定に保つため水門で閉ざされている。水面の高さを整えるため、2つの門を交互に空けて通れるようにするのだが、対面を待ってこちらが通れるようになるのにかかった時間なんと

30分。

 この時間、ずっと水門の前で待たなければならない。船頭のおいちゃんは煙草をふかしている。Nが持ってきたウクレレがあったので暇にはならなかったが、いかんせん時間がない。ブルーハーツのメロディーが、少しやるせない気分にさせてくる。水門が開いたら、エンジンが焼けるまで飛ばしてもらおう。

 水路の両サイドには民家が連なっていて、いかにも地元民の足という感じだ。軒先で犬がよく寝転がっている。時たまにいっぱいにおみやげを載せた船が近づいて売りにくる。何よりテンションが上がるのは、川岸にイグアナが大量に住んでいることだ。うまく写真に撮れなかったが、The 大型爬虫類というかんじで、男心をくすぐられる。大都会の真ん中で人間と共存しているのが驚きだ。

 そうして港を出てから1時間、最初の目的地ワットパークナムに到着した。観光時間は20分とのこと。船を飛び降りて速足で寺院を目指す。

まず目に飛び込んで来るのは、金色の巨大な大仏。とにかくでかい。見上げると鼻の穴まで綺麗に見えちゃう。本物を見たことないのでなんとも言えないが、本当に世界最大の大仏が日本にあるのか疑いたくなってくる。

 写真でよく見るエメラルド色の天井は、建物の4階部分に相当する。何度も階段を上がり、大仏の肩あたりの高さまで来た時にようやく、お目当ての景色にたどり着いた。


 まるで海中かのように青に包まれた室内。ところどころ宝石が埋め込まれている。仏陀が一周囲んで描かれていて、真ん中にはこれまた青色の仏塔。駆け足で階段を登った分少し上がった息がどんどん静まっていくのを感じる。静かな場所だ。


 ここのお参りのしかたは、お経を唱えながら仏塔の周りを三周するというもの。カタカナで書かれたお経の紙もあるのでとてもやさしい。時間がなくて一周しかしてませんが笑

 帰りも水門で数十分待ち、中心街に来る頃には17時前に。社会人組はバンコクに泊まるので三大寺院とやらに行くそうだが、私とAは夜行がある。駅までは車で30分。電車まで1時間弱だが、バンコクの夕方はいつだって大渋滞らしい。果たして間に合うのか、、、?後半へ続く。






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