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沖縄の離島でパックロッド担いで自転車で釣りに行く生活(後編)

 どうも、ご無沙汰してます。がらんどです。前回の記事から約2ヶ月ほど間が空いてしまいました。すぐ出すつもりだったんですけど…申し訳ないです。

 前回記事を書いた時は家族を沖縄本島に残して私だけ単身赴任…という状態だったのですが、現在は無事に家族での引っ越しを完了する事が出来ました。引越ししてからの約1ヶ月は仕事も忙しいし、荷解きやら諸々の手続きやらでずーっとバタバタ。釣りに行く暇なんて勿論なく、記事を書くのも億劫になってしまい投稿も遅くなってしまいました。

 ようやく続きを書く気になったので早速書いていこうと思います。一応、前回の記事を読まれていない方の為に(前編)のリンクを貼っておきます↓↓

PALMSジグ解禁

 前回の記事ではダイソーの100円ジグを使ってスーパーライトショアジギングを行っていましたが、今回からは使い慣れたPALMSのジグを使った釣行となります。

4/29と5/4の朝マズメ釣行
 「慣れたジグなら釣果を出すなんて簡単さ!」と思っていたのですが、初っ端からまさかの2釣行連続ボウズを食らってしまいました。原因はおそらく『潮が良くない』ってヤツかと…。前回の記事で通い詰めたポイント、僕なりに分析した釣れるタイミングは「朝7時頃、上げ潮がアツい」といった感じ。しかし、ボウズを食らった2釣行とも下げ潮…そして次の釣行予定の日も朝は満潮潮止まり…という事で通い詰めたポイントは諦めて、他のポイントに入ってみる事にしました。

5/5 6:30-8:30 大潮 満潮潮止まり〜下げ潮
 この日入ったポイントは島の北側の規模が大きな漁港で、水深もかなり深めの場所です。タイドグラフはこんな感じ↓

朝マズメと潮止まりのタイミングが被っています。似たようなポイントが沖縄本島にもありますが、そこは満潮潮止まりからの下げ始めが釣れやすいタイミングだったのでやや期待してこのポイントを選びました。

 まずはパイロットルアーとしてスメルト20gのシルバーカラーで上から下まで、全層探ってみました。ボトムまで落としたら、ワンピッチジャークで表層まで跳ね上げてフリーフォールで着底…を繰り返したり、ジャカ巻きやハーフピッチも混ぜてみたりもしましたが反応ナシ。カラーを変えてUVキビナゴカラーも投げてみましたが反応を得られなかったため、次はボトムを中心に攻めてみることにしました。

 スローブラットキャストワイド20gの赤金を使ってボトム〜1m以内を探っていきます。立ち位置も変えつつ、色んなコースを探ってみましたが反応ナシ。しかし、一度だけ回収間際にガーラ系の魚がジグを追ってきて見切る、という事がありました。ボトムより中層を探る方が良さそうです。

 ジグを変え、今度はミニチュアダックス14gのゼブラグローで全層探ってみましたが反応を得られず。次はスローブラットキャストロング20gのゴールドゼブラでボトム〜中層までワンピッチで跳ね上げてテンションフォール…をしてみるとバイトの感覚が!しかし掛からずそれっきり反応はなくなりました。

 やはり渋い…その後もスローブラットキャストワイド20gのゼブラグローでボトムから中層を探りましたが反応ナシ。

 「最後にコレ試したら帰ろう…」とダックス20gのマスキングブラックを投げてみることにしました。表層に小さなベイトフィッシュが漂っていたので、シルエットが小さく見えるマスキングブラックで表層〜表層直下を探ります。ただ巻きとワンピッチを混ぜつつ表層を探っているとHit!! 絶対バラしたくないので、強引には寄せず慎重なファイトを心掛けて…岸際で粘られましたが無事キャッチ。イケカツオ56cm!

このサイズは嬉しい!達成感あります。
イケカツオの自己記録更新です。
Hitルアーのダックス20gマスキングブラックです。ブラックで縁取りされていてシルエットを小さく見せる効果があります。縁取りがある事で視認性も良さそうですよね。

 その後も30分程投げてみましたが反応は得られず、納竿となりました。でもデカいの1匹釣れたので大満足です。釣れたイケカツオはお持ち帰りし、美味しく頂きました。

イケカツオのお刺身とお味噌汁。特にお刺身が絶品でした。薬味としてネギとニンニクを試してみましたが、それがめちゃくちゃ合う!

5/11 6:00-9:00 小潮 上げ潮
 この日はいつものポイントに入りました。タイドグラフこんな感じ↓

小潮ですが「朝に上げとなる潮回り」です。

 1ヶ月このポイントに通ってきた僕の予測が正しければ、回遊魚が入って来そうな潮回りです。この日は今までの集大成というか、答え合わせ?のつもりで臨みました。

僕が考えるこのポイントのクセ
早朝、少しずつ明るくなり始めた頃にベイトが入場。岸沿いに矢印の方向に泳いで行き、真ん中の船着場でしばらく留まります。フィッシュイーターはベイトが入りきった後に遅れて湾内へ。だいたい7時ころに時合いを迎える事が多かったです。

 早朝、まず上の写真の①の場所に入りました。湾内へ入っていくベイトを見つつ、回遊魚の入場を待ちます。最初に選んだジグはスローブラットキャストスリム20gのシルバー。水深があまりないポイントではこのジグをパイロットルアーにする事が多いです。

 明るくなり始めた頃、30cm程度のメッキの群れがゾロゾロと入場していくのを目視で確認しました。水面も時々「パシャッ…パシャッ」とベイトを捕食しているような飛沫が立っています。「時合い来たか!」とジグを投げ続けましたが、バイトは得られず…。釣れそうな感じがしないので立ち位置を変更し②の場所へ。

 ②の場所に移動すると、ところどころボイルが…もっと早く移動しておけば良かった泣。スローブラットキャストスリム20gを投げると1投目でHit!! カマスが釣れましたが目の前で痛恨のバラシ。フッキングが甘かったようです。

 気を取り直して、同じジグでボトム〜中層を探りましたが反応はナシ。捕食されてるベイトはシラスサイズだったので、ミニチュアダックス14g…10g…とサイズを落としてみましたが魚からの反応は得られません。たまに水面がパシャパシャいうし、活性は高そうなのですが食ってこない…。

 ここで思い切ってジグのサイズを上げてみる事にしました。スローブラットキャストアップ20gのプルピンに変更。大きなシルエット、遅いフォールでジグをじっくり見せる作戦です。この作戦は功を奏しました。

ボトムでミナミヒメジHit

 ジグを変えてすぐにミナミヒメジがHit。そしてその後すぐきギンガメアジHit!

サイズはあまり大きくありませんでしたが、メッキが釣れると嬉しいですね。

 スローブラットキャストアップはZライトメタルを使った低比重ジグ。ゆったりとしたフォールは水深の浅いこのポイントにマッチしていたのかもしれません。ベイトのサイズに寄せるよりも、スローに見せてアピール時間を長く取るようなアプローチが上手くいくこともあるんだなぁと気付かされた釣行でした。

ギンガメアジはお持ち帰りして、ギンガメアジフライと魚汁になりました。ごちそうさまでした。

おわりに

 『パックロッド担いで自転車で釣りに行く生活』の記事はここまでとなります。

↓以下タックル情報↓
ロッド:AbuGarcia XROSSFIELD-835M-MB
リール:DAIWA CERTATE LT2500S-XH
ライン:VARIVAS ShoreMasterPE×8 0.6号
リーダー:VARIVAS HARDTOP TiNICKS 3号
スナップ:BOMBADA オイスタースナップS
    :Boggy Neck-Look Snap No.00
ルアー:PALMS ジグ各種

 単身赴任の期間中、マメにポイントに通って少しでも時間があれば釣りしてたので個人的には良い修行になった気がします。自転車移動で体力が付いたので肉体的にも修行になりました笑。
 最後に使っていたパックロッドのちょっとしたレビューをしようとおもいます。

AbuGarcia XROSSFIELD-835M-MB
 色々な方がレビューしてますが、僕個人の感想も書いておこうと思います。

コスパ★★★★⭐︎
 価格は1万円強。ルアーキャパ5g〜30gなのでライトゲームからライトショアジギングまで、一本で幅広く使えるロッドかと思います。パックロッドでこの価格帯、スペックなら文句は無いですね。ありがたい商品だと思います。

快適さ★★⭐︎⭐︎⭐︎
 旅先で少し使う分には良いと思いますが、普段使いしたいか?というとNoです。あくまでパックロッドの域は出ないと思います。
 使ってて1番気になったのはライントラブルです。1ヶ月使って3回、エアノットが生じました。普段使ってるロッドではほとんど無い事でなので…。5本継ぎなので雑にセットするとガイドが真っ直ぐにならずに歪んでしまうのが原因かもしれないですし、ハリのある硬めのロッドなので僕に合わないだけかもしれません。

総評
 値段で見るなら買い、普段使いする為に買うなら考えた方がいいかも…というのが正直な感想です。パックロッドである必要がないなら2本継ぎのロッドを買った方がいいと思います。

おまけ

 引越しが完了し車移動も出来るようになったので、使い慣れたロッド(PALMS ShoreGun EVOLV 811L•BL)での釣行をおまけとして載せておきます。

6/25 5:45〜7:30 小潮 干潮潮止まり〜上げ潮
 この日も通い慣れたいつものポイントへ。タイドグラフとポイントの航空写真です↓

 早朝、①のポイントで釣り開始。潮止まりスタートだったので、ベイトの入場を待ちつつ回遊あれば回遊魚狙おうかなぁと。

 まずはスローブラットキャストスリム20gのシルバーから。ボトムまで落として2〜3回シャクってテンションフォール…を繰り返します。

 反応無いので次はミニチュアダックス14gのゼブラグローで全層探ります。ベイトがちらほら入ってきましたが、魚からの反応は特に得られず。

 次はスローブラットキャストアップ20gのブルピン。着底させたらふわっふわっとワンピッチで大きくシャクって、テンションフォールでゆっくり底を取ります。ボトム付近でHit! 重くてよく引く!!底は砂地で根に入られる心配は無いと思ったので、ドラグは締めすぎず少しずつ寄せていきます。釣れたのはミナミマゴチ!

60upと大きめサイズ。
テールフックが口元に、フロントフックがエラに掛かってました。2点で掛かってたので安心してランディング出来ました。

 スローブラットキャストアップは低比重ジグで軽い入力でも素早く動きますし、シャクった時の動きも独特なので「他のジグとは違うアピールがしたい時」に効果的な気がします。
 今回もスローブラットキャストスリムやミニチュアダックスで何度も同じコースを通してましたが、アップにだけ反応がありました。

 その後、しばらくして同じ場所でオニヒラメッキ30無いくらいをキャッチ(即リリースしたので写真ナシです)。釣れる気配が遠のいたので②の位置に移動しました。

 ②移動して1投目、ジグは同じくスローブラットキャストアップ20gのブルピンです。底付近ですぐにバイトの感覚が…、ボトムから大きくふわふわシャクっているとすぐにHit!! 横に走るこの引きは!すぐガーラ系の引きだとわかりました笑

そこまで大きくはないですがロウニンアジが釣れました!引きが強かったのでもう少しデカいと思いましたが…やはりロウニンはパワフルですね。

 それ以降はパタリと魚っ気が無くなってしまったので納竿。大満足の釣行でした。コチは美味しいのでお持ち帰りです。

お刺身と唐揚げと魚汁。ミナミマゴチ定食です笑
刺身はクセがなく美味しい。唐揚げは肉厚で食べ応えがあります。やや淡白なのでカレー風味にして正解でした。魚汁も良い出汁でてます。

 使い慣れたショアガンエボルブ811Lはやはり快適でした。さすがスーパーライトショアジギング専用ロッド…安心感が違いました。

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