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PALMS BitArtsシリーズで10目チャレンジやってみた(中編)

どうも、ビギナー釣り人がらんどです。前回記事、意外にも好評の声を頂いてすごく嬉しかったです。この記事は前回の続きからになりますので、まだ読んでいない方は10目チャレンジ(前編)を先にお読み頂くことをオススメします。

広めの河口で回遊魚狙い

次のポイントは沖縄南部の河川、かなり広めの河口になっているポイントです。朝マズメ、満潮の約2時間前にポイント入りし、海から河川に入ってくる回遊魚(ロウニンアジ、タチウオ)を狙います。

このポイントは南部に住んでいた頃によく通っていたポイントで、僕の印象としては「アタリ・ハズレが大きいポイント」回遊魚が入って来れば釣れるけど、入らない日はホント釣れない。この日はというと…ハズレの日でした😂

かつての僕だったら「今日は回遊ナシの日か…」と諦めてましたが、今の僕は中部からわざわざ遠出してきた身…手ぶらで帰るわけにはいきません笑

ターゲットを変更し、居つきの魚を狙う事にしました。幸いにも過去通い詰めたポイントなので、根の位置は把握しています。根まわりや足場の石積み、木の影など、魚が居着いていそうな場所を探っていきます。使うルアーは”Degree”、根が荒いポイントなので軽くトゥイッチしつつ根がかりを回避していきます。

ランガンしながら広く探っていると、ググッとアタリが!アタッたポイントは石積みの足場で、かけ上がりにボコっと大きな岩がある(過去の僕が何度も根がかりした)場所です。もう一度同じコースを通しましたが今度はアタリなし…ここで意地になって何度も同じコースを通すと完全にスレてしまいますので、しばらくは他の場所に投げてポイントを休ませます。

5分くらい休ませてから、先程アタリがあったコースをもう一度通すとHit!!今度はちゃんと乗ってくれて無事キャッチすることができました。釣れた魚はクロホシフエダイ。3目めに釣ったニセクロホシフエダイによく似ていますが別種です(沖縄の方言ではどちらもヤマトビー笑)。これで5目。この日はこの1匹で終了です。

干潟のチヌ、リベンジ

次に狙うのはチヌ!以前にランディングミスでチヌを逃した場所です。過去釣れたのは満潮からの下げ初めですが、今回は上げ潮でポイント入り。本当は回遊魚狙いで河川に行く予定でしたが、前日に雨が降っていた事と強風で水の濁りが強くなりそうなので、ギリギリまで迷ってチニングに変更しました笑

過去釣果からこのポイントは潮位140〜160cmがベストと踏んでいたのですが、今回はせっかくの上げ潮なのでチヌがどの潮位からポイントにつくか観察するために潮位100cmからポイント入りしました。
結果、潮位100cmでは浅すぎてチヌは見られませんでしたが120cm頃から目視でチヌの姿が確認できましたので「潮位120cm〜チニングが成立しそう」だとわかりました。これは大きな収穫です。

この日使用するルアーは”TurnPop”と”P.P.Pencil”
個人的な使い分けの基準は「水面がラフならターンポップ、シャローや流れが緩やかならPPペンシル」です。ターンポップはアピールが強いので穏やかな水面で使うとチヌに警戒心を与えかねない、と考えこの使い分けをしています。逆にラフな水面ではPPペンシルだと流れに負けてしまうので水噛みの良いターンポップを選択します。

チヌの気配を求めて岸際ランガンしつつ、居着いていそうな場所は積極的に探っていきます。干潮時に確認していた岩の場所やベイトになりそうな甲殻類がいそうな場所、地形の変化がある場所がオイシイ場所です笑

こういう場所、凄くいい!排水が海に流れる場所で、排水口周りは他の場所より少し深くなっています。ベイトの小魚も良く溜まるのでフィッシュイーターも集まります。

排水口周りをPPペンシルで探っていきます。PPペンシルは、竿先を軽く叩くように入力すると少し潜ってピョコっと浮き上がります。さらに潜水中にドッグウォークのアクションを入れると、潜った状態で頭を振りながら浮いてくる動きになります。短いダイビング、ドッグウォーク、潜水ドッグウォークを組み合わせつつ誘っていると、水面が弾けHit!重い…ドラグ出される…楽しい笑 釣れたのは41cmのミナミクロダイ。大満足の6目めです。

PPペンシル、魚からの反応がとても良いです。しかしミスバイトも多い笑 上手に喰わせる操作をできるようになるのが今後の課題です。

河口の回遊魚、リベンジ

またもやリベンジ釣行です笑 5目めクロホシフエダイを釣った河川にて、最干潮〜上げ始めで回遊魚を狙います。

まずはシャロー帯をトップで探ります。まだ潮止まりの時間なので使うルアーはPPペンシル、居着きの魚がいそうな場所から狙っていきます。

↑とりあえず探っておきたい場所
手前から探ってどんどん奥に、探る範囲を広くしていきます

ストラクチャー周りですぐにHit! ポイントに着いて3投目くらいだったと思います笑

ゴマフエダイの幼魚です。目がクリッとしてて可愛いですね。幼魚にとってはPPペンシルもビッグベイトです笑

潮が流れてきてからは”Viz”や”MiniatureDax 7g”で深場を探っていきます。ビズは底まで落としてリフト&フォール。ミニチュアダックスは底まで落として3回ワンピッチジャークでしゃくりあげます。(恐らく4しゃくりでボトムから表層まで探れる水深)
一度、ミニチュアダックスで底の方を探っているとアタリがありましたが針は乗らず…それ以降は何も反応ナシです。

ランガンで立つ場所をどんどん変えていき、回遊魚が入ってくるのを待っていると水面でキラッ、キラッと光るものが見えました。「メッキ入ったな!」とルアーをDegreeにチェンジ。トゥイッチを入れて反応を見ていると、小さいメッキが追ってくるのが見えました。

しかしディグリーでは食ってきそうにないサイズ感だったので、今度は極小ジグのミニチュアダックス1.5gに変えます。強くアクションを入れると水面から飛び出しそうな軽さなので「弱めにトゥイッチ&少し止めてテンションを抜き、ヒラヒラとフォール」を繰り返すとすぐにHitしました

ロウニンアジの幼魚です。こちらも可愛いですね。手のひらサイズ笑 ジグのサイズ感とはマッチしています笑
この日はゴマフエダイとロウニンアジの2目を釣り、10目チャレンジも8目達成まで進める事ができました。

まとめ

10目チャレンジ(中編)は以上になります。残り2目はすでに釣っていますが…この続きは次回の更新をお待ちください🙇‍♂️

これまでに釣った魚種
1.ギンガメアジ
2.コトヒキ
3.ニセクロホシフエダイ
4.カマス
5.クロホシフエダイ
6.ミナミクロダイ
7.ゴマフエダイ
8.ロウニンアジ

タックル紹介

Rod1: FIDELITY AZUSA 66SL
Rod2: PALMS Pinwheel77L
Reel:DAIWA CERTATE 19 LT2500S-XH
Line: VARIVAS MaxPowerPE X8 #0.6
Leader: VARIVAS HARDTOP TiNICKS #2.5
Snap: NECK-LOCK SNAP No.000

おまけ

前回のおまけで書いた『”Degree”の他社ミノーの比較』が意外にも好評で笑 コメントでも触れて貰えることが多かったので今回は”P.P.Pencil”について書かせて頂きます。

なぜPPペンシルか?というと、それは僕が初めて使った時の印象としばらく使ってからの印象が全然違うからです。

正直なところ、第一印象は「操作しにくい、思ったように動かないルアー」でした。しかし今は「ポイント着いたら1発目に投げ、トップの活性を探るためのルアー」と言えるほど僕の中での信頼が厚いルアーです笑

PPペンシルの操作性について
「慣れ」といえばそこまでですが😂個人的にはPPペンシルのコンセプトと構造についてわかってから使うと、だいぶ操作しやすくなりました。
製品紹介ページを貼っておきます↓

PPペンシルの特徴は頭部の浮力がとても強いことだと思っています。頭部の高浮力を活かして、ダイブさせた後に「ヒョコッ、ヒョコッ」と頭を出すアクションが出来たり、ドッグウォークにキレを生んでいるという意識を持てば、しっかり動く様になりました。『水面を逃げ惑うベイト』をしっかり意識します。

しかし浮力があるが故に、潮の流れの早い場所や強風でラインが引っ張られていく日はルアーがどんどん流されて十分なアクションを引き出せない、という弱点がある事もわかりました。

ここで「主観で選ぶ、同じペンシルベイトでも全然違う3つのルアー」を紹介します笑
上から
ザブラ フェイキードッグCB
バスデイ シュガペン58F
BitArts PPペンシル

浮力を持たせてる(ルアーの空洞が大きい)場所と重りの位置を簡単に図に書いてみました。

ドッグウォークに特化したフェイキードッグ
上体を反らしたようなボディが特徴的で、ドッグウォークの操作性に特化した構造をしています。厚みのあるボディと前後の重りで、姿勢に安定感を持たせているのが見てわかります。この中で1番小柄で1番重いため、遠くに投げて広い範囲をドッグウォークで探る事ができます。

なんでもできる優等生のシュガペン
ただ巻きで引き波が立ち、チョン…チョンと短い入力でスライド、ドッグウォークもキレイで操作性良し、ダイビングアクションもでき、頭には小さいカップ付き、という至れり尽くせりルアーです。トップで1つしか持てないならこのルアーを選びます笑

キレのある動きでアピール力抜群のPPペンシル
先述した通り、高浮力によるクイックなアクションでアピール力が強い、じゃじゃ馬ルアーです笑 構造として注目して欲しいのは、頭部に大きく浮力を持たせている事と重心をボディのお尻側に集めている事ですね。前フックの位置に注目しても、ほかのルアーよりかなり後ろに付いているのがわかります。強めにアクションを入れると、頭を出しながらバシャバシャ泳ぐので、パニックアクションを演出するのに有利な構造をしています。

この3つのルアーは僕のタックルボックスに常に入れておくルアーになると思います。「いや、もっと良いやつあるよ!」というオススメルアーがあればこっそり教えてください笑

以上でこの記事は終了です。少し長くなりましたが目を通して頂きありがとうございました🙇‍♂️

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