lu_w 鞠花(ミツカ)

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lu_w 鞠花(ミツカ)

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on'n on

「on'n on」2015.31.Jul. わかるんだ わかっちゃうんだよね、 でもわからないふり どこまでうまくできるか おしえなさすぎて ゆきづまるけつまつも あからさますぎて みはなされるよていの りようも とうぜんといえば かんぜんかんぺき しっこうゆうよ みたしてあげよう はやめてあげよう ふりきってみせよう ごかいはそんがい けっぺきのてっそく あやかっているの ぜったいれいど うまれたことのこうかいは きれいにさいてもなりたつの あのこのしゅうあ

    • 住み分け出来ればいい話じゃないの?

      • おばけ不肖

              明日生きたくなくなれば 死ぬもぬるくなる ことに気付いて さすらい おばけ お見事 お見事 反転したリアルは 遠退きました 魅入られては壊されて 不本意本位かもでも 食べ続けて 今日も お腹が痛いのを我慢してる   息継ぎしてしまった 理由につけて 好きも嫌いも 辻褄遇わなくなって だから さあ 黄色と透明 溶かしてくれたら いいな いいな   脆い灯 襤褸い帳 おさらい レシピ 他人事 嘘吐きの焼き増しは 抜き足、 差し足、 だるまさんが転んだら カロリーオー

        • 薇仕掛け

          足跡に 冷たく灯った紫陽花の隣には こくこくと 煤けた喉奥へ染み込む慰め 読めない曇り空 遅れん坊には無縁の定期便 使わずのまま 今は濁っている あのとき 千切れた 水溜まり 青く睨んだ一計を紐解いた、 終わりの前の浮遊が 残り数回 捻れて 告げる 送る音、返す音 一秒の長さは 取り替え出来ない無意識を流れた 大きく 遠く 離れてゆく 再び 相見えること 恐らくは 許さないように

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        • りこれくと
          16本

        記事

          頭痛

          暇 引き 戻される 同じ 同じじゃない 目が回る 三半規管 春に、 春に起こされる 沈丁花混じりの 夜の風 重く濃ゆすぎる 雨の気配 今日も 昨日も 一年前も その前も 重く、甘すぎる そんなんじゃない   叫びたい あの日も 消えたくて 同じ 笑えない 耳鳴り 寝なきゃ 声を 絞り出して 笑わないと うたわないと   いたくて やりきれない 重すぎる 夜の風  うるさくて 何も見えない   いかなくちゃ 雨でも 雨じゃなくても        

          依る

                私の約束 耳元の選択 吹き抜ける懐かしい一度の起伏 今もまた掴めない ひかりはこんなんだったっけ 眩しくなくて とても現実的様相 酸欠の時はこんな感じだっけ 薄い雲の中 シャワーの音   無責任な内出血 見えないふり 痛くはないものね   言葉選びは 只の副作用 あなたに申します 寂しくは在りません 会いたくもありません 思い出したくありません 私へは乞いません   頼みの6時間を   まだ完成させずにいれば   帰らない迷子 続けて居られるよ   耳元の選択

          やどかり

                あいすべき、にくむべき ここは思い出と憧れの墓場 みんな居たけれど もう誰も残っていない お人好し 疲れて 愛想尽きたら 裏切り判定 砂を被る訳です 忽ち31万円也   悔やしいかな、儚いかな 透けた価値観下回る相場 隣の隣の隣のとなりまで 安全安心を満たせない 境目 沈み込んだ 一体どこで歌えばいいの   眼差し 霞み 曲がってゆく波 越えられる距離   しばたたく酸欠を 定点へ 間に合わせ濁した   青い光が過ぎていく 赤い瓦礫と滲んでいく    ねたばれ 仕

          パンがだめならブリオッシュをあーめん

          パンがだめならブリオッシュをあーめん

          taking this apart

            わかってる、わかってる そんなに都合良くあるはずない 今も思い出すから 消えたことにならない   不謹慎なグラス一杯と半分で 薄めるしかなくて   さりとて 涙は溜まっていく   まだそんなものか   なだらかに、なだらかに 打ち明けず  偽らず退かず 見つめてきた、気がする、はずなのに 足るを知るために    遠くぽっかりと教えられたことも 一年に一回ずつの虚勢も 早く薄くなってくれたら それでいい  力尽きるための重力でいい   免罪符を  離さずに やり過ごす  目

          全部がただの暴力

          全部がただの暴力

          選択するかは別として、選択肢は欲しい

          選択するかは別として、選択肢は欲しい

          empty closet

          2010. Dec. 01 世界 次は 同じ地学に 頼れずに 二つと無い水溜りは 赤い一冊の土踏まずの密度 時間と光沢が組み合わさり 秘密と想像とは緩やかな忘却 羨ましくずっと思っていた頃の 全速の軽さに ふっくらと見合ってゆく 冷たい冷たい輪郭のお話し          

          えっさい

                 開け方を誰か知ってる  いつまでも独り占めせず  教えてよ  何も持たず  得手も色めかず  逃げ方さえ知りっこない  どうやってその場所に  飛んでいけるの  声で届くの  鳴き方があるの  飛び方があるの  ひらかない二つ    呼び名をいつか知ってる  今できることは  声に出さないこと  それでもただなくことだけ  それだけ  会えないことわかっているけど  塞がったまま  有っても無くても同じ  ひらいた一つ  なくことしかできない  ささやかな期待は