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伐木講習座学編(伐木等の業務に係る特別教育)~新米ガーデナーの日記 第21日~

本日はなんと伐木講習に参加してきました!

※正式には伐木等の業務に係る特別教育と言うそうです。


伐木とは、木を切り倒すことです。
主に林業でよく使われる言葉で、チェーンソーによる伐木作業はとても危険です。
林業における労働災害はチェーンソーに起因するものの割合が高く、
休業4日以上の労働災害の約2割を占めているそうです。

2日間の講習で、1日目が座学、2日目が実技という内容でした。
本日は座学の日!朝から夕方までみっちり授業です!
教室に入ると、なんと!女性しか居ない!!

お庭やの女性ガーデナーたくましいです!!

早速授業がスタート!

作業用具の種類や、伐倒の際の注意点、チェーンソーの基本操作、チェーンソーの構造と点検の仕方、ソーチェーン目立ての方法、樹木によって鋸断方法、振動障害と予防措置等など勉強しました。
複雑な用語がたくさん出てきて、一度に覚えるのはなかなか困難です・・。
明日は実技講習なのでその時に再確認したいと思います。

中でも特に怖かったのが、振動障害です。
長期間、振動を起こす工具を扱っていると、その振動によって、手指、前腕(ひじから手首まで)に、しびれや冷え、痛みなどが出てくることがあるそうです。これを振動障害と呼び、労働災害の一つなのだそう・・・

症状は、手指の先の血の巡りが悪くなる末端循環障害。
手や指の痺れや痛みが起こり、間隔が鈍くなる、抹消神経障害。
手や指、ひじに痛みが起きる、骨・関節の運動器障害。大きく分けて3種類の障害があるようです。
その他にも、疲れやすい、眠りにくい、食欲がない、いらいら感などの症状が出てしまうようです。
この症状は秋から冬の寒冷期に現れやすくて、症状が重症化すると夏の温暖期にも症状が出るようになるみたいです。

この振動障害の怖いところは、自分が振動障害であることに気づきづらい事。
そして、もっと怖いのが、振動障害についての知識をもってしっかり診てくれる医療機関でないと、診断自体が困難なこともよくあるようなのです。

治療の際、良くないのがタバコです。喫煙は末梢循環(血行)を悪くするため、禁煙は必須だそうです。
また、寒さにさらされると悪化するそうなので、前腕の症状をやわらげるための温熱療法や、運動機能を改善するための運動療法・理学療法などをおこなうそうです。
こういった生活の改善からはじめて、末梢循環を良くしていき、末梢神経障害を軽減する内服薬などを飲みながら治療していきます。

ひじ関節の変形により、小指の痛みやしびれ、指先・手の筋肉の筋力低下あがある場合は、手術なども検討されるそうです。
すぐに治る病気ではないため、根気よく、日々の治療をおこなう必要があるとのことでした。

毎日健康的に仕事をするためにも、予防対策が必須!!!!
正しい扱い方と予防対策をしっかり把握する事が大切です!!!
予防対策のポイントは以下の通りです!!!

①チェーンソーの選択
・予防対策は以下の振動騒音ができるだけ小さいものを選ぶこと!
・できる限り軽量なものを選ぶ!(大型のチェーンソーは必要な時にのみ使用する)
・伐倒する立木の径に合ったガイドバーを持つ機種をえらぶこと!
※ガイドバーとは、チェーンソーの先端が円形をした、ソーチェーンを装着している金属製のプレートのことです。
※ソーチェーンとは、チェンソーのカッターをつないだチェーンのことです。

②チェーンソーの整備
・定期的にメンテナンスし、最良の状態で保つようにすること!
・ソーチェーンの目立てを適度に行うこと!

③作業の進め方
・なたや手のこなどを併用し、チェーンソーの使用を最小限に留めるここと!
・ばく露時間を短縮すること!(1日の使用時間はトータル2時間以内・連続操作時間は10分以内に収める)
・使用する際、チェーンソーを無理に押し付けない!
・移動時は必ずエンジンを止めること!
・空運転は極力避ける!
※ばく露時間とは、問題となる因子にさらされる時間のことです。


明日は、実技講習です!とても怖いですが、今日覚えたことをしっかり頭に入れて臨みます!安全第一!落ち着いて、慎重に、実技講習を受けてきたいと思います!!!

新人庭ガール、研修はまだまだ続く・・・

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