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ミステリーツアーを自分で(安く)企画をする

ミステリーツアーに参加したことはあるだろうか?
私が「ミステリーツアー」という言葉を知ったのは小学生の時で、図書館で読んだ小説に出て来たのだ。旅行といえば目的地を決めて参加するのに、目的地がわからないなんて面白いと思ったのだ。

実は旅行会社がミステリーツアーを企画していることは意外と多い。ただそこには人気のない場所や、売れ残り感が強く参加したことはなかった。

時は経ち、大人になってから1泊2日でミステリーツアーを企画する機会をいただくことになった。18人のメンバーが参加してもらうことになった。みんな知ったメンバーだが、失敗は許されない。しかもできる限り安く、という要望であった。

さっそくだが、金額を安く済ますために工夫したの下記の3点だ

移動は電車
食事はコテージ+BBQ
謎解き、B級スポット、肝試し要素をミックス

ミステリーツアーで移動となると目的地をこちらで決めてそこにチャーターバスで連れていくのが定番である。しかし。バスをチャーターとなると値段が高い。旅行代金が上がってしまう。そのため、移動を電車として。しかし、電車じゃミステリー性はないので、電車移動と謎解きをミックスして、目的地まで謎解きをしないと向かうことはできないとした。

都内のターミナル駅に集合として、そこから何班かにくじ引きで分かれてもらい、謎の入った封筒を渡す。しかし、いきなりスタートして謎解きとはしなかった。それだと全員集合していきなり別れるのも面白くないと思ったからだ。そこで考えたのがB級スポットだ。だいたい都会の駅の近くには普通の人が行かないスポットが隠されていると思う。そこの歴史などを改めて勉強してから向かえば普通なら通り過ぎてしまうような石碑や看板、建物が面白いスポットとなる。テーマを考えて設定するとなお良いと思う。例えば歴史だけでなく、極端な話となると大きな事件が起こった場所を回るツアーのようなテーマでもいいし、何かの発祥の地を巡る旅でもいいと思う。

さて1つ目のスポットを巡った後は電車に乗るが、できれば路線が分かれているものではなく、わかりやすい路線が良いと思う。また、何時出発の電車の何号車に乗ってから封筒を開けるなどの指示をして乗る電車は同じでも良いと思う。班を分けているので、もしできるなら、班ごとに違う謎を出して降りる駅を変え、指定されたスポットに行き、例えばそのスポットに行かないと得られないヒントを入れておき、さらに最終の目的地に向かわせる誘導ができればなお良いと思う。もちろん最終目的地は全班が同じことが望ましいと思う。ここまでの謎は駅で降りられないことがないように簡単な謎で問題ないかと思う。最悪の場合を備えてLINEしてくれたらヒントだすよという救済措置もありかもしれない。

電車と謎解き、B級スポットをミックスしたプランを駆使しながら、目的地の駅に着いたら、その駅周辺のスポットの写真を前もって撮影しておき、各班で特定するゲームはどうだろうか。簡単な写真から難しい写真まで用意しておき点数制にすることによって班ごとの競争もあり、盛り上がるのではないかと思う。もちろん場所を限定するために地図を配っても良いし、その地図に番号を書いてもらい、制限時間終了後に採点でもいいと思う。もちろん写真を撮影する場所はその地にゆかりがあったり、重要な観光地などが望ましいと思う。

上記謎解きを使い、宿のコテージに誘導してもいいし、制限時間内にここに来てくれとあらかじめ指定しても良いかと思うが、宿に徒歩で移動させるようにすると、移動させるためにただ歩くだけではなく、謎を解くことが目的となるので、ここでも経費を削減させることができる。宿に着いたらBBQをするのだが、ここでゲームの点数の採点結果を発表し、買い出しやBBQの準備、遊んでいて良い班など分けると尚良い。また、みんなに何かおすすめのつまみ1品をもってきて発表するなどの企画をあらかじめ伝えておけば、夜のお酒のつまみは最低限の用意で問題ないかもしれない。

さて、BBQが終わった後は普通だったら飲んで寝て終わりなのだが、もう1企画ということであれば、肝試しはどうであろう。肝試しをただ行うのであればそんなに変わった企画とはならないだろう。そこで心霊スポットを作ってしまうのはどうだろうか。心霊スポットとはつまりネット上でダミーサイトを作り、何個か紹介する中の1つに宿の近くにある何の変哲もない場所を入れておくのだ。昼間の企画にそれとなく、伏線を入れておくと尚良い。部屋を真っ暗にして、ろうそくだけの光で怖い話をするのではなく、さも事実のことを語っているかのように、昔あった事件(嘘)の現場が近くにあるとの話をする。後は肝試しをすれば本物に近い恐怖を味わっていただけるのではないか。
やってみるとわかるが、ネタばらしをした時のみんなの反応が面白い。
これは賛否両論だと思うので嫌がる人がいそうであれば、やめた方がいいかもしれない

翌日は朝のツアーを用意すると良いだろう。特に朝日が綺麗に見られる場所などあれば尚良い。その場所に起きれた人だけ案内するというのも良いのではないかと思う。
なぜかと言うと、大体1日目でみんな疲れているが、絶対起きれる元気な人は必ずいる。そういった人のために組んでおくのが良い。その他のメンバーはおそらく酒を飲み過ぎたとか、歩いて筋肉痛の人もいるかもしれないので、2日目はあえて気合いを入れないで宿にギリギリの時間まで滞在し、早めに帰る、もしくは1箇所だけ寄ってランチをとってから帰宅するのが一番良いだろうと思う。

以上、私の考え、実行したミステリーツアーの内容である。参考?になるか分かりませんが、ミステリーツアーだけでなく、旅行や企画の参考にしていただけると幸いです。

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