2023 北のクラフトフェア
新幹線に乗りたかった。
新幹線に乗りたくてしょうがない時が年に数回あります、わたしです。
でも今回の気分は、一泊する程の旅じゃなくていい。
ちょいとそこまで気軽に気楽にひょいっと行って、ここではないどこかへ身を置きたかった。
盛岡市にてクラフトイベントが開催されるのを知った水曜日。
新幹線のチケットを購入した木曜日。
普段は気にしない週末の天気予報を一日に何度も確認しながら、はじめて背負うノースフェイスのリュックに簡単な荷造りをする金曜日。
新青森から盛岡までは新幹線で1時間もしないで着くので、気楽だろうと思われるだろうが、わたしはパニック障害にプラスして天気に体調が左右される人種なので、油断は禁物。
ダメだった場合のパターンを2~3通りシュミレーションして、逃げ道をつくって心に余裕をもたせる。
ひとり旅はダメだった時、融通がきくので最高。ただしひとり言が多くなる。
友達、家族と一緒のときに、突然の体調不良で予定を崩してしまうと、わたしのせいでみんなの時間をムダにしてしまっている、という勝手にわたしが感じてしまう圧でとびたくなります。
わたしはわたしの心身の調子が良いだけで、人生最高万歳まじたのしーー!!って気持ちになれるので、
案外お手軽に幸せを感じられる点では、この個性もまあ嫌だけど、これからもよろしくって感じです。
この日は結論から言うと、まじさいこー!!の日でした(拍手)
ホットコーヒー片手に新幹線に乗り込んで、積読文庫本の中から悩んでもってきた“かもめ食堂”を読みつつ、流れる景色をぼんやり見てる暇もそうなく、あっという間に到着。
会場の岩手公園までは歩ける距離だったけど、普段乗らないバスを使いました。でんでんむしという、かわいらしい名前のバスでほっこり。
普段乗ってらっしゃると思われる地元の方が、今日は混んでるねえ…と話しているのを聞きつつ…すみません、今日クラフトイベントあるんです…と心の中で呟き、15分くらいで着!
朝一の時間に着いたけども、早くも人気作家さんのテントには行列が!
うつわの作家さんだったんですが、推し作家さんのためならそりゃすぐ来たいよね!わかる!と、列を横目にわたしはのんびり散策です。
青森市のコーヒー屋さんも出展されていて、同県です…と心の中で呟く。
ひとり旅はひとり言多くなっちゃって、つい出てくるひとり言にたまに笑っちゃうんだけども、それもまた楽しい。
でもこれは共有したい!ってときはすこーしだけ、しょんもりするね。
テントなのに、個展?アートギャラリー?といった佇まいがすごかったこちら。
この方の作品を連れて帰りたい!って気持ちになって、悩みになやみんでいるわたしに、ゆっくり見てくださいと優しいお言葉がしみました。
作品の素材のこと、普段個展をどんなところでやっているのか等いろいろお話していただいて、購入したねこに愛着がものすごいわいてしまっていた。
勇気をだして、撮影許可をいただきました。
財布をずっと買い替えたくて、でもずっと使っていく想像ができるものになかなか出会えずにいたわたしはついに出会ってしまった!(大興奮)
こちらも購入するまで時間をかけてしまったんだけど、長居するわたしにも優しく接してくださる作家さんに感謝です。
購入した財布をいれて下さった巾着も手作りのものだとおっしゃっていたような気がしてるんだけども(興奮している頭のせい)それもかわいらしくて、たいへんです。
近くのベンチに腰かけ、持っている財布と入れ替えてすぐに使いだすくらいハマりました。
形、大きさ、色、素材感、すべてツボで手に取るたびにかわいらしくて毎回すてきすぎる!!と感じ入ってしまう財布。
帰宅後おそるおそる、革のお手入れをした。ずっと長く使うために。
駅までは歩いて20分くらいだけど、普段まったく歩かないわたしの足取りは激重。
そんなわたしの気持ちを軽くしてくれた植物屋さんとの運命的な出会いがあり…長くなるので割愛しますが、今もそこで購入したカンガルーファーンは元気で我が家にいます。
北のクラフトフェア、2024年の開催も発表されましたね!(拍手)
ありがとうございます!今年の楽しみが増えました。
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