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いいパターンじゃないけどに関連して

男女にかかわらず相手が欲している事象が手に取るように見える時がある。これを私は母親アンテナと呼ぶ。
元夫が甲斐性在りだったので、私は3人の子育てを専業主婦ですることができた。始まりが駆け落ちのようだったので、夫と私、その後できた子供たちのこのユニットが私の唯一基本となるものだった期間がほぼ20年続いた。

このユニットの外界での生活のしやすさと幸せを主に考えてきた。自分はベースにいつつ、ユニットの中で比較的他人と外界とはうまくやれるほうだったので、フレキシブルに出たり入ったりしていたと思う。しかしやはりユニットと外界との間に城壁があったのは否めない。娘たちを守るのは私と思っていたから。

子供たちが大きくなるにつれ、城壁はどんどん低くなり、離婚すったもんだで崩壊。でも現在も確固たるものではないけど、低い城壁がある。毎日会う会社の人間をプライベートには立ち入らせないのが基本。

他人との社会生活の中で、アンテナを張って危険を察知するのは日本にいたときからやってたけど、最初に就職した会社でのパワハラのせいでアンテナはさらに敏感になったと思う。

当時一緒に働いていた女性は、心が未熟で、他人を攻撃して貶めて自分の価値を確認するようなところがあった。非常に野卑で、ホルモンバランスも悪い女性で、精神の上下が激しく、落ち着いているときには私の機嫌を取るようなことばかり言うので怖かった。その時期が来ると、目が線のように細くなりつり上がる。見てわかるので、クワバラ、クワバラと内心思っていた。
このサイコパスは外に対してはしおらしく、内では暴れん坊で、絶対にこいつをプライベートに入れてはいけないと赤信号がともっていたので、家に来てほしい、家飲み今度しませんか、など言われても絶対に行かなかった。
この線をひくことが、会社での出来事による心身への影響が少なかった理由だと思う。(でも辞めようって思ってた。)
このサイコパスはなぜかまだ会社にいるので、コミュニケーションはまだ取らざるを得ないが彼女との間には深い堀を作ってあるので、こちらには絶対に来れないし、私もあっちには寄らない。

こいつの時もそうだけど、他人との会話でその時の心情を必要以上にくみ取ってしまうから、何を言ってほしいか分かってしまう。(私が優しそうに見えて、みんな自然と甘えてんのか?)でも他人に、それも大人には絶対に相手がその時欲しい言葉は言わないし、知らんぷりするようにしてる。心の中で、私はいい人にはなりません、と唱えている。