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百光年

高い空に 薄い月が残る
秋の日の朝に

一人歩く まだ眠っている
家々の 間の路地で

昨日忘れた 洗濯物が
軒先で冷え切ったまま 光を待ってる

もう終わったのやら
まだ始まってないのやら

あの物語この物語の 書き手はどこへ
果たして続きはあるのか 否か

誰が読む 百光年の彼方の物語
百年後の 君に届くといいな

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