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路線図制作報告④-九州島内の基本計画新幹線が全て実現した後の系統案内

 ブラウザ上で簡単に路線図が作れるサイト「空想路線図」にて、もしも廃線(廃止された鉄道)と未成線(過去実際に計画されたものの実現しなかった路線)が全て復活したらどうなるかという路線図を制作しました。今回は九州島内の新幹線計画が全て実現した時の停車駅案内です。この記事では記載した路線の詳しい情報もお届けします。

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https://chart.chi-zu.net/23799.html

九州の新幹線計画について

 現在九州には山陽新幹線(小倉〜博多間)、九州新幹線(博多〜鹿児島中央間)、西九州新幹線(武雄温泉〜長崎間)が存在しています。その他にも西九州新幹線の新鳥栖〜武雄温泉間が実現に向けて佐賀県と協議中です。
 しかし新幹線の建設計画について定めた「全国新幹線整備法」では、これ以外に東九州新幹線と九州横断新幹線が規定されています。
 これらの新幹線は未だ整備計画が決定していない基本計画新幹線のため、開業するのは早くても2040年代後半以降でしょう。

地図紹介

路線図の切り抜き画像⑴
路線図タイトル

 今回の路線図では、九州新幹線・西九州新幹線・東九州新幹線・九州横断新幹線の4つ路線のの列車愛称ごとの停車駅を掲載しました。九州島内を走る山陽新幹線と九州島内を走る計画の四国新幹線の種別は掲載していません。
 列車名は「つばめ」「さくら」「みずほ」「かもめ」「あかつき」「にちりん」「ひゅうが」「ひまわり」「ひのやま」の9種類としました。
 途中駅についてはwikipediaの他、現行の特急停車駅も参考にして決めました。
 九州新幹線と山陽新幹線、西九州新幹線と山陽新幹線、九州横断新幹線と四国新幹線で直通をし、東九州新幹線と山陽新幹線て一部区間を共用するとします。

凡例

大丸...全列車停車
小丸...一部列車のみ停車
※種別カラーについては、路線一覧の項に記載

備考

  • 九州新幹線のさくらは、西九州新幹線が全通すると長崎本線との乗り換えの役割が薄れるため、新鳥栖は一部列車のみ停車とした。

  • 四国新幹線の列車名として「しおかぜ」「いしつじ」等が採用され直通する可能性もあるが今回は直通はなしと仮定した。

路線一覧

西九州新幹線

路線図の切り抜き画像⑵
西九州新幹線の路線図

種別カラー
あかつき(速達):赤
かもめ(停車型):青

博多、新鳥栖、佐賀、江北、武雄温泉、嬉野温泉、新大村、諫早、長崎

  • 武雄温泉〜博多の計画名称は厳密には「九州新幹線西九州ルート」だが、開業すれば西九州新幹線の一部になることが確実なためこのようにした。

  • 今回の路線図ではは佐賀駅経由案を採用したが、他に北回り案や佐賀空港案も存在する。

  • 途中駅は国土交通省資料の駅に加えて、設置運動のある江北を入れた。

  • 九州新幹線の例からして現行のかもめは全通後は小倉・博多〜長崎間の各駅停車の愛称となると考えられる

  • 速達列車の愛称は九州新幹線の例に倣い、ブルートレインの名前から取って「あかつき」とした。

  • 種別色は現行のかもめの速達型/停車型の色を踏襲。

  • 速達種別の内武雄温泉以西は原稿の速達かもめと同じとした。以東については九州新幹線のみずほが通過する新鳥栖、一部の特急リレーかもめが通過する江北に加え、九州新幹線全通後に新八代がつばめのみの停車になったことを勘案し武雄温泉も通過駅とした。

  • 速達種別は部分開業時の資料から推察して新大阪直通となると予想。

東九州新幹線

路線図の切り抜き画像⑶
東九州新幹線の路線図

種別色
きりしま(速達):黒
にちりん(停車型):黒

博多、小倉、行橋、新宇島、中津、新柳ヶ浦、宇佐、新杵築、別府、大分、佐賀関、佐伯、延岡、日向市、宮崎、都城、隼人、鹿児島中央

  • 東九州新幹線の途中駅は
    Wikipediaの「四国新幹線」の項を参照した。

  • 名称未定の駅は近隣の特急停車駅
    の名称に「新」を足したものとした(新宇島、新柳ヶ浦、新杵築)。

  • Wikipediaに佐賀関駅は含まれていなかったが四国新幹線との連絡を考慮して設置した。

  • 速達列車の停車駅はテキトウ。

  • 種別名はかって日豊本線全区間を走った「にちりん」と、近隣の観光地に関わる「きりしま」とした。

  • ソニックは新幹線の愛称にカタカナの採用例が無いため不採用とした。

  • 種別色は不明のため、787系の車体色とした。

九州横断新幹線 

路線図の切り抜き画像⑷
九州横断新幹線の路線図

種別色
ひのやま(速達):橙
ひまわり(停車型):黄

熊本、新水前寺、肥後大津、阿蘇、豊後竹田、三重町、大分

  • 路線の英語名は現行の九州横断特急を踏襲して「TRANS-KYUSHU Shinkansen」とした。

  • 停車駅は現行の特急の途中駅の中で規模の大きい駅に絞った(特にかって特急が通過した駅は除外)。

  • 新水前寺と熊本の駅間距離が極端に短いが、これは熊本市の実質的な中心駅が新水前寺であること、九州新幹線で至近距離にある新鳥栖と久留米が共存していることを勘案して設置した。

  • 速達列車の停車駅は都心間輸送を重視するため阿蘇のみに絞った。

  • 列車名として「九州横断」は長過ぎ、「あそ」のような地名を採用する例は少ないため、豊肥本線で使われた愛称でより親しみやすい「ひのやま」「ひまわり」とした。

  • 四国新幹線との直通を行うこととした

 いかがでしたか。基本計画新幹線が開業するのはかなり先で、そもそも本当に開業で結局できるのかさえわかりません。しかし実現すれば必ず便利になり、地域の発展を促してくれます。基本計画新幹線が早く実現すれば良いですね。

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