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ツイッターは受動喫煙に似ている

ツイッターのタイムラインをぼーっと眺めてしまうことありませんか?

ぼくはあります。

で、ひとしきり眺めて、5分後くらいにまた見てしまったり。

割と多くの人が経験あると思うのですが、ツイッターを眺める時間は本当に有意義なんでしょうか? ぼくは、むしろ害がある場合さえあると思います。

ちなみにツイッター自体を否定する気はありません。「使い方」に焦点をあてて、書いていきます。


まず、ツイッターには「フォロー」という機能があります。

フォローした人のつぶやきが自動的に自分のタイムラインに流れてきます。

このタイムラインが、使い方次第では受動喫煙のようになってしまいます。

例えば情報収集が目的で、たくさんのインフルエンサーをフォローしていたとします。インフルエンサーの言葉は適格で人の心に刺さりやすいので、それを見た人は「なるほど~」と思考をアップデートされます。

ここまでは全然いいんです。

しかし、自分の思考がアップデートされていることに気づいていない人はヤバいと思います。

基本的に外に向けての発信っていうのは、「自分の立場を踏まえたうえで、自分の立場が有利になること」が大多数です。

何を言いたいかというと、あなたが見ているつぶやきは、あなたにとって良いか悪いかなんて誰も考えていません。多くの場合、発信者が得をするように設計されています。


例えば、洋服ブランドのショップ店員がつぶやく場合は、

「この服超かわいいですよ!この服着ただけで、今日は10人に褒められました~♡」

という具合で、自分の洋服ブランドの服の宣伝が入ってます。もちろん宣伝自体は全然いいんです。

問題なのは、見る側です。この服が本当に自分に似合うのか?みんなはかわいいと思ってるのか?ということを考えずに、

「この人が言うんなら!」

って感じで全く自分で考えずに、この服をかわいい認定して買ってしまう人がいます。もう、完全に「毎度ありー!」って感じです。


つまり、ツイッターのつぶやきを見て、無意識に思考をアップデートしてしまう人は、他のだれかが得をするための思考回路になっている可能性が高いです。

その構造が受動喫煙に似てるんですよね。

受動喫煙は自分が吸いたいと思ってないのに、近くの人のタバコの煙の害を浴びますよね。

なんでタバコの近くにいなきゃいけないか?その人が知り合いだからです。ツイッターで言う「フォローしてる人」なんですよ。

タイムラインは自分が見たい時じゃなくても、そういうコンテンツが流れてきます。そのコンテンツによって、知らず知らずのうちに、お金や時間を消費してるんですよ。

タバコの場合は「健康」を害し、ツイッターの場合はそれが「お金」「時間」「思考回路」となるわけです。

なんか書いてて、受動喫煙よりヤバい気がしてきたぞ・・・


では、どうやったら、この受動喫煙状態から抜け出せるのか?

ぼくが必要だと思うことを箇条書きします。

・自分がツイッターから、どんな情報が欲しいのかを明確にする

・フォローしている人は、自分にどんな情報をくれるのかを理解する

・自分がツイッターにどのくらい時間をかけているのかを把握する

・定期的に上記を再確認する

こんな感じのことを心がければ、ツイッターにかけるムダな時間はだいぶ少なくなって、少なくとも受動喫煙状態は抜け出せると思います。


冒頭にも書きましたが、ツイッター自体が悪いと書くつもりは全然ありません。
むしろ、ツイッターは色々な人が発信する情報を効率よく収集できる、極めて優れたツールだと思います。

タバコと決定的に違うのはこの点ですね。喫煙者には申し訳ないですが、タバコには1ミリもメリット感じません。

「バカとはさみは使いよう」って言葉は本当によくできた言葉です。

どんなツールも使い方を間違えれば自分にとって悪影響ですし、逆に、うまく使えば自分を助けてくれます。


みなさんはツイッターをうまく活用できていますか?

ぼくは、この文章を書いていて、自分自身で猛烈に反省しています。これを機会にツイッターの使い方を見直してみようと思います。


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