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年貢の納め時

note という共同体。オイラはその共同主観の一成員。自分とは異なる他者の存在を尊重したいと思う気持ちが、面識もない人の記事に対するスキのクリックだったり、サポートという形で表現される。

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オイラを note の世界に引き留めてくださった功労者の1人 ながた師範が、オイラの企画の総括なしで終わりはしないか、と心配してくださいました(えんちゃん、敬語の使い方、あってる(笑)?)。

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気になってはいたのですが、企画終了からはや4か月(笑)。そこに、やすこさんの記事。

リトル・アート・シアターという、名前のとおり小さな映画館は、米国で初めて住んだ小さな町にあった。・・・・・人の反応が、自分のに影響する。・・・・共感する。じゃまに思ったりもする。同じように気持ちが動く。・・・・
主人公は、脳性麻痺で、生まれつき、左足しか動かせない。・・・・・半身不随の主人公の動きが、どうユーモラスに写っても、・・・・観客から、笑い声はたたない。・・・・
一人の女性の笑い声がした。高い、明るく響く声で、ハハハと、響いた。・・・・・いつまでたっても、笑うのはその人だけだった。
その人には、マイ・レフト・フットと重なるような友人が、いた。・・・・彼女は、そして、その友人も、麻痺している体のことを、気にしないというより、話題にさえしていた。からかいさえしていた。・・・・自分の気持ちに正直な彼女。みんなが笑うから、じゃなくて。自分がそう思うから。人に合わせて、気持ちを決めているわけじゃない。
米国に来て、米国のやり方なり、文化の違いなりを知った。・・・・あのとき、鳴り響いた、彼女の笑い声。そのときも、あとにもずっと、頭の中でこだました。
小さな町の小さな映画館で、字幕なしも、人がたてる音も、いつの間にかあたりまえになった。新しい場所が、だんだんと、自分の場所、になっていった。

オイラは感じました。アイデンティティでも、他者でも、社会的な共同体に属するものなんだって。人に合わせて、気持ちを決めているわけじゃない、と言いつつ、社会を離れた無色で無臭のバラバラの原子ではなく、共同主観の一成員でしかない。だからこそ、キレイごとでなく、自分とは異なる他者の存在を尊重しようという気持ちが、やすこさんの中に宿るんだって。

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そんな時、ゼロちゃんの記事を目にします。

もうすぐ、父の日・・・・父の日は父のことがうまく像を結んでくれない。・・・・わたしが父に愛されなかったことは・・・愛し方がわからなかったんだろうと。・・・・何かをやるときに、君はできるよって言われたことはなかった。君はダメだと思うはよく言われた。やさしくないとも言われた。「誰が食わせてると思ってるんだ!」も言われた。・・・・だから、わたしは父のことはあまり書かないだろうなって想っていたのだ。・・・・なんども父のことを書いていた。・・・・でもnoteで日々書きながら、交流を好きな人達と深める間に。思春期の父との関係は、わたしの一部ではあるけれど。それだけじゃないことにも気づかせてくれた。・・・・お父様のことを描かれた記事でいつまでも印象的なものがある。ミーミーさんのお父様の破天荒な人生をそして人生の終わりまでをもこんなふうにつきぬけた愛情で語れる文章に出会ったことはなかった。すこし似ているミーミーさんのお父様とわたしの父。・・・・noteっていろいろなお父さんの形があるなって思う。お父さんコレクションができそうなぐらい。・・・・

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そして、ミーミーさんの記事に飛んで行き、ほぼ1年前にタイムトリップ。

ファンキー過ぎる家族がいてもマジメに生きてる娘の話 - 父はファンキー(奔放)な人でした。それゆえ家庭内は大変。スナックを自営していたので小学生の頃から夜は弟と留守番生活。・・・・
ジェット風船を放った息子は股間命中に大喜び。みんな笑顔で「おーっ」と盛り上がって拍手をした。「出棺です!」の声で、萎んだジェット風船を股間に乗せたまま父は笑顔で旅立っていった。・・・・私たち家族はあの笑顔とジェット風船に救われた。父の遊び人人生の集大成であったように思う。・・・・今思い出しながらこれを書いていて気づいた。
やっぱり寂しい。私は父に憧れていたのかもしれない。

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てなわけで、ゼロちゃんのお父さんを辞任ではなく、自認しているオイラとしては、note 人生の集大成をしなければと思った次第。

まさに、年貢の納め時。オイラの「【清水カップ】私のターニングポイント」の総括、鋭意作成中です。完成までしばしお待ちを(笑)。

PS:当時、マガジン登録もろくにできなかったオイラ、今、記事のURLをコピペするのに難儀しております(冷や汗)。

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