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机の手作りにチャレンジする。


子供が小学校に上がる。
なにかしてあげたい。


よし・・・机をつくろう!

そんな思い付きで、机作りに挑戦。
ほとんど初心者で色々わからんけど、
やったことないけん、やりがいがあるぞ、と。


素人でもできるんだろうか? 材料や工具は何がいる?
引出しを付けたいけど、どうやって作るのか?
長年使うにはどう補強を入れれば、強度が保てるか?


一つ一つ、よくわからん。

まずはデザインを決めよう。
シンプルなものがいい、
木のぬくもりのある素朴な机にしたい。

インターネット上で探してみる。
しかし、いろいろと探し回っても、
なかなかコレってものを見つけきれない。

それならば、
自分が使っている無印の机を参考にしよう。

これが実際の参考にした無印良品のパイン材の机。
これ、好きです。


ここから、実物の構造を観察。

高さは・・・この高さでは、子供は大きすぎるから、少し低めが良いよね。
引出し・・・2つほしいな。取っ手のないスマートな感じはいいね。
補強・・・・このあたりに細い木を、なるほどなるほど。
組み立て・・釘?ちがう。木ネジ?あれでも表面にはネジ穴見えないぞ。

観察、計測、検討、想像。

使っている姿を妄想 = モチベーション ↑

この繰り返し。木材を調達する前に、設計図(みたいなもの)を書く。

何度も何度も書き直す。・・・なんとなく形になってきた。

ホームセンターに向かい木材を物色。
木の種類は丈夫なのがいいけど、何が向いているだろう?(ネット検索)
無垢材が良いけど高いんだね。

パイン材は割とお買い得。机の天板部分はパイン材を使おう。
厚みは?
お・・・「厚み」で価格が全然違うんだ。と知る。

最初は20mmを買ったけど、安っぽい。これはいやだ。
「厚み」で印象が全然変わる。と知る。
結果的には、25mmに買い直し。

机の脚はどうしよう。んー、ん?
「SPF材」・・・なんだこれ、とにかく安い。
調べてみる、・・なるほど。これも使える。

見た目が強度が大事なところは「パイン材」。
それ以外は「適当な(安く済む)」木材にしよう。

殆どのホームセンターには「端材売り場」というゾーンがあって、
カットで余った部分の端材が格安で売られていて
賄えるものもいくつかあり、調達する。

ホームセンターのメジャーを借りて木材を測ったりして
できる限りその場で計算してカットをお願いした。
(僕のような素人の場合、ある程度はカットしてもらう方が、
 仕上がりがきれいになるので)

それからは必要な工具や部材を
ホームセンターやAmazonで購入。

買ったもの
・作業台(欲しくなった)
・曲尺
・引出しのレール
・木を固定するクランプ
・木ネジ(何度も色んなサイズを必要な時に)
・接着剤
・木ダボ
・ドリルのビッド
・ヤスリ
・ワトコオイル
・サンダー(中古)(欲しくなった)
など様々調達。

引出しのような複雑なものは
「調べながら、試してみる」方式。

苦戦したのは、
きれいに直角に木材を結合させることダボ継ぎ
これは想像よりも難易度の高い作業だった。
(プロの人はすごいなぁと一番感じた瞬間)

製作時間トータル20時間くらい

完成。
手作り感があるところがいい。
娘も気に入ってくれた。(うれしい)

引出しも、動きも見た目も、ちゃんとできた。(ほっとする)


今回、手探りで製作したため、学びが多かった。
挑戦してよかった。
次に作るときは、もう少し楽に作れると思う。

一つ一つ、全部じっくり自分でやりたい方は
この方法でいいと思う。

けど、もっと時短で質の良いものを作りたいという人のために、
先人達が作った時の情報(図面、材料、手順など)が
ルール化された形式で見やすく投稿されて共有できるシステム
があれば
もっと製作の敷居が下がるのでは?と思った。


作る楽しさ、学びと達成感、喜んでもらえる嬉しさ。
一石三丁以上の机作りでした。

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