"海を守る36人の天使"(2015.1.6の日記)

この間道頓堀に飛び込んで韓国人が一人心肺停止となったニュースで、韓国ではプールがなく水泳の授業がなかったので泳げる人が少ないという遠因が挙げられていたが実は日本も昔は学校にプールがなく泳げる人が少なかったのだ。
まずはこの漫画、ある事件をモデルにして描かれている。
http://okworld.sakura.ne.jp/monthly/r_tensi/index.shtml

その事件とは昭和30年三重県津市で水泳の授業があり海で泳いでいた女子中学生36人が溺死した事件だ。
この事故は不可解な点が多く、例えば生き残った一人が海の中で防空頭巾を被った女性たちが足を引っ張って女子中学生を溺れさせたと証言したり(真否は不明だがこの海岸では空襲の犠牲者たちが埋葬された)静かだった海だが、泳いでいた女子が突然海で自由が効かなくなったりしたそうだ(つのだじろうのうしろの百太郎でもこの事故が描かれている)。実際にはこの海岸特有の潮の流れによるものだと考えられている。

この事件と同じ年に起きた紫雲丸事故(160人近くの修学旅行中の小学生が亡くなっている)の影響で文部省は日本全国各地の学校でプールの設置を進めたのだ。


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