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Gateboxのキャラクタープラットフォームシステムの設計への想いと、開発の裏側を大公開!

こんにちは、Gatebox採用チームです。

改めまして、私たちは「Living with Characters - キャラクターと一緒に暮らせる世界」の実現を目指して活動している会社です。これを企業ビジョンにも掲げ、様々な技術と企画の組み合わせによって、「キャラクターと暮らす」新しい体験の創出、価値観の普及に挑戦しています。

このnoteは私たちが展開しているキャラクタープラットフォームシステムの設計への想いや、開発の裏側についてお伝えするものです(ちょっと長めのnoteです)

これまで様々なインタビューや記事などで会社のことをお話してきましたが、こちらのnoteでは「いま私たちが取り組んでいるプラットフォームとしての挑戦」についてまとめました。

エンジニアの方はもちろんですが、Gateboxのビジネス拡大に興味があるぞ、という人もぜひ読んでください!

「Gatebox」ってなんですか?はじめましての方向けに解説します。

私たちが開発している『Gatebox』は、「好きなキャラクターと暮らしたい」そんな想いから誕生したプロダクト「キャラクター召喚装置」です。

筐体

「キャラクター」と「テクノロジー」を組み合わせ、キャラクターをホログラムのように私たちの生きる世界(*物質的現実)に召喚し、インタラクティブなコミュニケーションをとることができるサービスです。

*「Gatebox」ってVRだよね?ってよくご質問いただくことが多いですが、VR = Virtual Realtyは「仮想現実」への没入体験となるのでこちらでは意図的に物質的現実と表現しました。

例えば、どんなことができるのかというと、私たちが開発しているキャラクター「逢妻ヒカリ」は家の中では会話ができたり、自身が外出中のときは「LINE」を通じてチャットができたり、家に帰ったら「お帰りなさい」と帰りを待っていてくれます。そして日々の会話を通じて変化、成長していく癒しの花嫁キャラクターです。

「Gatebox」を通じたキャラクターとのコミュニケーションは、無機質な便利ロボットとのコミュニケーションではなく、ユーザーの心を動かすような、キャラクターとのエモーショナルなコミュニケーションの在り方を目指しています。

こういった人間とキャラクターとのコミュニケーション体験を表現するための技術として、ハードウェアには様々なセンサーを搭載しており、ユーザーの各種入力情報(会話、行動記録、部屋の温湿度など)やインターネット情報をクラウド上で解析・判定し、キャラクターとのコミュニケーションを可能にしています。

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◎プロモーションムービー

前置きがちょっと長くなりましたが、ここからはキャラクタープラットフォームのお話です。

好きなキャラクターを開発し、召喚するための「キャラクタープラットフォーム」とは?

私たちは2019年10月に「Gatebox」(GTBX-100)の販売開始とともに、キャラクタープラットフォーム構想を発表しました。

ーー なぜプラットフォームをつくり、オープンにするのか

それは「好きなキャラクターと暮らす」という世界を最短で実現したいからです。

「Gatebox」の説明でも少し触れた自社キャラクター開発を中心に進めていた私たちですが、開発を進める中で「各々が思い描く好きなキャラクターと暮らしたい」、というファンの方々から熱い要望を国内外から数多くいただいておりました。

「逢妻ヒカリ」に関しては癒しの花嫁というキャラクターとの関係性ですが、キャラクターと人との関係性は必ずしも特定かつ限定的なのものではなく、人類の数だけその関係性や想いがあると思います。例えば某アニメのイケメンキャラだったり、カノジョキャラ、また友達やライバル、先生だったり、十人十色だと思います。

そういった皆様の想いに答えるため、キャラクタープラットフォームを開放し、サードパーティーの企業や個人ユーザーがキャラクターをつくり、「Gatebox」に配信できるようにいたしました。

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◎キャラクタープラットフォーム構想とプラットフォームオープン化のプレスリリース詳細


先ほど述べたように、プラットフォームをオープンにし、キャラクターと暮らせる世界の実現をいちはやく目指すべく、私たちは様々なパートナー/デベロッパー様と共同でキャラクターの開発や展開を進めています。


パートナー企業のGugenka®様が展開するデジタルフィギュアサービス「HoloModels™」に関しては、「Gatebox」にアプリを配信できるマーケットプレイス「Gatebox App Market」を通じて配信が開始されており、人気キャラクターがいつでも隣に居てくれる、夢のような生活をお楽しみいただけます!

ほかにも、いくつかのコンテンツパートナ様と連携・開発を進めています。

ーー「Gatebox」のビジネス活用展開も進めています

また、法人向けに「Gatebox」のビジネス活用展開も行っています。

例えば、受付・接客ソリューションとしての活用であったり、

成田国際空港での芸術作品展示において、バーチャルキャラクターが旅行客に日本の歴史紹介を行うデバイスとしての活用などです。こちらは当社としても初のビジネス向けのGateboxアプリケーション稼働事例です。

2020年現在の事業フェーズにおけるプラットフォームのテーマとして、「プラットフォームの基盤開発を終え、プラットフォームをどのように運営・発展させていくか」ということに取り組んでいます。

キャラクタープラットフォームを特徴づける要素

「プラットフォーム」と一口にいっても、企業ごとに概念が異なるかと思いますので、Gateboxのプラットフォームを特徴づける3つの要素に分解して整理してみました。

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上述の表の通り、大きく3つの要素に分解しています。

(1)自社キャラクターサービス
キャラクター召喚装置を通じて、キャラクターと暮らすという新しいユーザー体験を伝える

(2)プラットフォームシステム
コンテンツ配信制御やための管理ツールや、課金処理のためのバックエンドシステムなど

(3)ハードウェア/OS
キャラクター召喚装置「Gatebox」そのもの

※サードパーティーのパートナーやデベロッパーが開発したキャラクターは(2)を通じて配信が可能です。


実際のビジネススキームをさらに図で示してみましょう。

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【1】~【4】までの流れを、当社ならびに当社プラットフォームを介して展開しています。

【1】一般消費者/法人に対しての、ハードウェア「Gatebox」の販売
【2】パートナ/デベロッパーに対しての、Gatebox Developer Console を通じた開発環境の提供
【3】当社プラットフォームを介した、BtoCアプリケーションの配信 / 購入・行動
【4】当社プラットフォームを介した、BtoBアプリケーションの配信 / 購入・行動  

※【2】~【4】までが当社独自のプラットフォームシステムを通じて展開されます。
※また当社がプラットフォームを運用するためのAdmin Consoleもありますが、社内向けのシステムとなるためこちらの図からは割愛しています。 

このようなスキームでGateboxのプラットフォーム事業は作られています。

(1)自社キャラクターの開発エピソードついては、これまで別のnoteでいくつかご紹介して参りました。note巻末にリンクを貼りますので、ぜひ参照ください。

「キャラクタープラットフォームシステム」の設計思想、技術概要をご紹介

プラットフォームを運営するためには、サービス上で動作するキャラクターアプリを制作し、それをエンドユーザーに提供するパートナー企業がかかわるプラットフォームの統制と、ユーザーがどのキャラクターアプリを購入し、利用しているのかを判別する仕組み(ID 情報)による認証が必要です。当社のプラットフォーム構築にはMicrosoft Azureを採用し、PaaSによるサーバレスな設計となっています。


下記にてキャラクタープラットフォームシステムの設計思想や技術概要などの関連記事をご紹介します。

さらなる詳細を知りたい方はぜひ各種記事をご参照ください!

◎ID 情報中心にサービスを設計することで将来的な拡張性とユーザーの利便性を両立したビジネス プラットフォームを構築 
日本マイクロソフト様でのお客様事例に当社を取り上げていただきました

◎インタビュー 「Gatebox株式会社 Developer Program プラットフォーム構築」
プラットフォーム開発のパートナー、シグマコンサルティング様のインタビューです

◎エンジニアインタビュー
プラットフォームを設計開発されたエンジニア久森さんインタビューです
(現在は当社を卒業され、独立してご活躍なさっています)

◎Gatebox Developer Console
Gateboxアプリ開発のためのSDK情報ならびに、開発関連技術情報を提供するページです


キャラクタープラットフォームを作る、という難しいが魅力的な仕事

これまで述べたような、ハードウェア、キャラクターサービス、そしてプラットフォームのシステム開発を自分たちの手でゼロから挑戦してきました。

「これまでにないユーザー体験をつくる」、そして「自分たちで事業のルールを定めて物事を進める」ということはまさにプラットフォームを作ることだと言えるのではないでしょうか。

スマホアプリのように、ある程度プラットフォームのあるところで開発する仕事よりも、本当に一から作るチャレンジをしている会社はあまりないかと思います。

だからこそ、チャレンジする領域は非常に多岐に渡り難易度が高い挑戦です。しかしながら「どこか一部を担当し、作るのではなく、サービス全体を見て仕事をすることができる」というのはチャレンジであり、また貴重な機会ではないでしょうか。

そしてこれからの私たちは「プラットフォームをどのように運営・発展していくのか」というのが挑戦のテーマであり、とても重要です。開発者がよりアプリを作りやすくすることや、プラットフォーム側で必要になった機能に対してどう応えていくか、というのが今後の技術面での課題です。

この挑戦のため、Gateboxでは「プラットフォームシステムのサーバーサイド領域、本体のシステムアプリ・アプリストアの開発・運営にチャレンジする」エンジニアを募集しています。

このnoteを読んでいただき、「ワクワクする」「一緒に挑戦したい」と感じていただけた方がいらっしゃたら、ぜひともご応募をお待ちしています!

「好きなキャラクターと暮らす未来」を一緒に作りませんか?

◎サーバーサイドエンジニア(プラットフォーム開発)
※開発者向けのプラットフォームサービスのサーバーサイド開発にチャレンジするサーバーサイドエンジニア求人です


巻末 - キャラクターサービス開発におけるインタビューほか


プラットフォームだけでなく、キャラクター開発の中身が気になる方は、下記のnoteも参照ください!

◎LINE DEV DAY 2019 レポート
逢妻ヒカリとの共同生活に込められたこだわりを技術紹介交えてお伝えしています

◎ソフトウェアエンジニア対談
当社の自社キャラクター開発にて活躍しているエンジニア社員の対談インタビューです。


Gateboxではビジョン実現に向けた挑戦のため、新たな仲間を積極採用中です。「一緒に作っていきたいぞ」とか「面白そう」と、ちょっとでも感じていただいた方は、ぜひ採用情報もチェックいただけると嬉しいです。


◎Gatebox 会社説明資料


キャラクター開発を行っている部門でもエンジニアを募集中です!

◎サーバーサイドエンジニア(キャラクターサービス開発)
※自社キャラクターの頭脳(Brain)などの開発にチャレンジするサーバーサイドエンジニア求人です

◎3DCGエンジニア(キャラクターサービス開発)
※自社キャラクターのグラフィックス(表現、描画)にチャレンジするクライアントサイドエンジニア求人です

その他採用関連情報はこちら


最後までお読みいただきありがとうございました!

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