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時代を読むことのできなかった親子の悲劇を描いた「アイアンクロー」をレビュー

時代を読むことのできなかった親子の悲劇を描いた「アイアンクロー」をレビュー

プロレス界でも屈指の悲劇として名高い「フォン・エリック一家の悲劇」を題材にした本作。

えー文句なしの傑作でございます!!!

はっきりいいますが、プロレスファンは観た方がいいですよ。

本当に名作です。

久々に劇場で観て泣きそうになりました…。

プロレスを題材にした映画としても名作なのですが、本作はまあそれだけじゃあないんです…。

ちゃんと毒親の元で生まれた子供たちの悲哀。

そして子供を

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悪役好きが選ぶ嫌いな悪役ワースト5

悪役好きが選ぶ嫌いな悪役ワースト5

#お前らが心底嫌いな悪役の画像くれ  というタグが何やらツイッターでトレンド入りをしていた。

悪役というのは自分もたびたびnoteの特集記事なんかを組んであげているので悪役好きであることは皆さんにもご存知だと思う。

では今回はそんな悪役好きの自分が選ぶ嫌いな悪役ということで特集を組んでいきたいと思う。

一応ランキング形式なので、下からだんだんに行くたびに嫌いだと思っててください。

嫌いな悪役

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「えんとつ街のプペル」は文字通りゴミのように臭い映画でした…

「えんとつ街のプペル」は文字通りゴミのように臭い映画でした…

最近ダウンタウン松本騒動で影が薄くなっているキングコング西野さん。

そんな西野さんが製作したアニメ映画「えんとつ町のプペル」が何とアマゾンプライムで配信されていたので観てみた。

結論から言うと…「クサい」映画だった。

点数は30点ぐらいだな。

わかりやすくいえば、俺が一番大嫌いな「信じる者は救われる」という話なのだ。

まずはざっくりこの映画のあらすじを書こう。

あらすじ(ざっくりと)

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【映画レビュー】滅びゆく貴族たちと怪獣の戦いを描いた史劇「ジェヴォーダンの獣」について…

【映画レビュー】滅びゆく貴族たちと怪獣の戦いを描いた史劇「ジェヴォーダンの獣」について…


Twitterで「ジェヴォーダンの獣」が話題になっていた。

どうやらリマスター・完全版の劇場上映がされており、再び話題となっているようだ。

これは懐かしい映画だな…。

これは自分にとっても思い出深い映画の一つである。

「ジェヴォ―ダンの獣」の思い出2002年、自分はまだ中学一年生だったのだが、深夜に唐突に本作の番宣が流れ少女が一瞬で怪獣に無惨に食い殺される衝撃的な映像は本気で衝撃を覚えト

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ゴジラマイナスワンが、アカデミー賞視覚効果賞にノミネートか!?

何ともビックリするようなニュースが舞い込んできました。

なんとゴジラマイナスワンがアカデミー賞視覚効果賞にノミネートしました。

この視覚効果賞というのはかなり、滅茶苦茶こういった特撮映画にはありがたい賞であったりします。

過去に受賞した作品群は以下の物…。

何とジュラシックパークやエイリアンといった、皆さんが大好きな作品ばかりとなっています。

で、これは個人的な予測ですが、恐らく受賞する

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大コケしてしまったダウンタウン松本の伝説の映画デビュー作「大日本人」をレビュー

大コケしてしまったダウンタウン松本の伝説の映画デビュー作「大日本人」をレビュー

みなさん、さあ平成最大のお笑い芸人であったダウンタウン松本がとんでもない事になっているのは周知の事実だろう。

これについて俺はとやかく言うつもりはない。

まあ、火遊びのしすぎで身を燃やしてしまったね…というぐらいか。

記事が本当だったら遊ぶ相手に渡すのは3000円は舐めすぎだろ…としかいいようがない。

これがプロだったら3万円はするだろう、実を言うとプロが嫌だったというのは所詮金がかかるか

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ポリコレがいきすぎた未来社会のデストピアを描いた「デモリッションマン」をレビュー

ポリコレがいきすぎた未来社会のデストピアを描いた「デモリッションマン」をレビュー

2023年冬の北米映画興行なんと、ゴジラとジブリが興行成績のトップをマークするという異常事態がおきた。

今年の12月はディズニー100周年記念作のウィッシュこそが本命であとは刺身のツマという認識だったのだが、まさかの展開に。

刺身のツマとなっていたのはウィッシュの方だったのだからびっくりである。

ではなぜこんな状況がおきているのだろうか。

それは、まあわかりやすくいえばただ今の北米エンター

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プロレスは茶番ではない、肉体と精神を浪費する究極のアートだ

※この記事は時事雑談に見せかけた映画レビュー記事です。最後までお読みください。※

2023年11月24日、立憲民主党に所属する塩村議員がアンチに対する揶揄的な発言として、以下のようなツイートを投稿した。

これについてはプロレス内外の関係者を問わず大激怒が巻き起こり、あの塩村議員は珍しいことに謝罪を行った。

では、なぜこのような発言が炎上してしまったのだろうか。

今回はそれに伴い、ぜひ塩村議

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「ゴジラ -1.0(マイナスワン)」をみてきました

「ゴジラ -1.0(マイナスワン)」をみてきました

※本記事はネタバレを多くふくんでおります、未見の方につきましてはご注意くださいませ。※

2023年日本映画最大の話題作といってもいい「ゴジラ-1.0」ことマイゴジを観に行ってまいりました。

まあ、本作…想像以上に面白かったです。

当初は山崎貴だろ?と思ってましたが、山崎さんを舐めておりました…。

めっちゃ面白かったです。

総合的に言うと、過去作へのオマージュがハンパない上に、それを凌駕す

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過小評価されてしまったスーパーマンの復帰作「マンオブスティール」をレビュー

過小評価されてしまったスーパーマンの復帰作「マンオブスティール」をレビュー

2010年代初頭、ダークナイト三部作シリーズの爆売れに大いに喜んだワーナーブラザーズはバットマンにならぶDCヒーローの一つを復帰させようとした。

無論、スーパーマンである。

というわけで、制作されたのが本作「マンオブスティール」だ。

監督は「300」や「ウォッチメン」といったコミック作品の映画化を成功させた男ザック・スナイダー。

主演は当時は期待の新人だったヘンリー・カヴィル。

というこ

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メディアの危険性を描いた傑作サスペンス映画「マッドシティ」をレビュー

メディアの危険性を描いた傑作サスペンス映画「マッドシティ」をレビュー

現在、炎上の渦中にあるジャニーズ事務所。

そんなジャニーズであるが、果たして平成のTV黄金時代を過ごした皆様であればご存知だろう…。

でも、一番悪いのはメディアじゃないの…?

考えてみれば、ジャニーズタレントを積極的に使っていたのはメディア関係だ、テレビがジャニーズの番組を作り、映画界がジャニーズ主演の映画や洋画吹き替えの主役にジャニーズを起用させていた。

全てはメディアが犯罪者であったジ

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「トランスフォーマー/ビースト覚醒」はビースト戦士がほぼでてきません

「トランスフォーマー/ビースト覚醒」はビースト戦士がほぼでてきません

90年代に大流行したロボットアニメ「ビーストウォーズ」、割と多くの人が見ていたのではないだろうか。

主にアメリカよりも日本の方がある意味今までのトランスフォーマーシリーズよりもウケていた「ビーストウォーズ」。

よく考えれば小学生のころは毎度「ビーストウォーズネオ」や「ビーストウォーズセカンド」などをやっていたものだ。

とうとうネタに困った実写版トランスフォーマーシリーズがとうとうビーストウォ

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映画で観るトランプ再選の可能性

ハリウッドのストライキで暗雲立ち込めるハリウッド映画業界だが、そんな中ある映画が全米で興行成績二位を獲得している。

Sound of Freedom(原題)である。

内容はわかりやすくいうと、アメリカ社会の暗部にいる邪悪な人身売買組織の闇を描き、それを摘発する人々の戦いを描いた映画なのだが…。

本作は何と実はあのドナルド・トランプの支持者が集まって製作した映画だったりするのだ。

恐らく低予

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【ネタバレ注意】「ザ・フラッシュ」を映画レビュー【物足りない】

【ネタバレ注意】「ザ・フラッシュ」を映画レビュー【物足りない】

あらすじ・概要(ネタバレ無し)
DCEU最後の作品とも称されている「ザ・フラッシュ」。

どうやら本作は事実上、DCEU最後の作品となるらしい。

フラッシュといえば、DCコミックでその名前を轟かせる最速のスーパーヒーローである。

スピードだけでいえばスーパーマンを超えるという超速力のフラッシュはその気になれば、その光の如きスピードでタイムスリップをすることもできるのだ。

シナリオははっきり言

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