東京九段下/神保町にある小さな居酒屋『郷土料理と日本酒のお店 郷酒』
食べること飲むこと大好き!な料理人でもある女将が、季節の食材のストーリーと、こだわりのお酒、旬のおつまみレシ…
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2019年6月の記事一覧
Return to innocence〜しあわせの牛乳〜
『やっぱり、美味しいモノには理由がある!』時々、生産者さんに会いに行くと実感する。
私の実家は農家で、米と野菜を作り、牛を飼っている家だったから、農作業の手伝いをしながら、わらの山でゴロゴロしたり、野山を駆け回ったり、心が疲れたら、こっそり牛小屋に行って、牛に聞いてもらったりして育った。
牛小屋には鶏がいて、卵を産んだのをみつけたらいただいたり。
春の息吹と雪解け水、朝靄の中で湯気をあげる畑
おばあちゃんの手 〜山菜の話〜
山菜の季節なので、張り切って山菜を故郷から取り寄せてはせっせと料理している。
山菜は、買うと結構いい値段するけど、田舎ではそこら辺に生えているご馳走だ。旬の時期に小一時間も沢や山、林の中を歩くとカゴ何個分も取れたりする。
さらには、各地区に山菜採り名人がいて、いただくことも結構ある。もらってばかりでは悪いので、代わりに畑でとれた野菜や、これもいただきものなんだけどの食べもの、沢山作った郷土菓子
結局は好きこそものの上手なれ、だ。〜美味しがりの効果〜
今年も就活の時期が来た。4年生の子は早々と内定が決まり、一安心。3年生の子はインターンが始まるので、何がしたいのか、どういう働き方がしたいのかなど大いに悩んでいる。
そうだよね、迷うよね、わからないよね。
郷酒のアルバイトちゃん達は大学生が多いので、毎年、卒業と共に送り出すことになる。長く続けてくれるのはありがたいけど、毎年恒例のお別れはちょっと寂しい。そして、おかげ様で毎年初心を思い出させて