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笛、はじめました、

毎年、何か新しいことに挑戦したい私。

30代最後の年、(数えでは不惑の40だから)四十の手習いで、と言おうと思っていたら、四十なんて、まだまだ未熟だから、なにかを始めるのに全然遅く無いということを知りました。(ホントは、六十の手習いだそう。)

岩手には何十種類もの郷土芸能があるといいます。

私の地元花巻だけでも、神楽と鹿踊りの流派がたくさんあり、郷土芸能に親しんで育ちました。

郷土芸能やお祭りのお囃子に欠かせないものと言えば、太鼓と笛、鉦です。

魂ふるえる力強い和太鼓のリズム、心に染み入るような笛の旋律、拍子を取って盛り上げる鉦の音。知らず知らずのうちに胸が躍る、それがお囃子ですよね。

花巻には、花巻まつりという伝統的なお祭りがあり、花巻ばやしという雅なお囃子と共に豪華絢爛な風流山車が市街地を練り歩きます。祖母も花巻ばやしの三味線弾きだったとか。

盛岡には、『盛岡さんさ踊り』という東北六大祭りにも数えられる、世界一の太鼓パレードや踊りが圧巻の盛岡の夏祭りがあります。

私は、さんさ踊りとは無縁の地区で育ちましたが、上京してから、岩手繋がりで東京でさんさ踊りの練習をしている団体に出会い、趣味として何年か踊ってきました。

女性らしいしなやかな手つき、ふわふわしているようでダイナミックな振り、太鼓の躍動感に合わせて、仲間たちと踊りっこ踊るのはそりゃあ楽しいものです。

でも踊っているうちに、欲が出てきて、太鼓もかっこいいけど、笛を覚えて、いろんな曲を吹けるようになりたい、と憧れるようになりまして。

そして、ついに、浅草に行き、笛を買いました!!

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笛の先輩にアドバイスいただきながら、おっかなびっくり、マイ笛、笛袋を選び、購入。

何しろ、笛には沢山種類があって、どれを選んでいいのかすらわからない。

さんさ踊りの公式サイトみても、ネットで調べてもあまり詳しい情報が無いのです。(見つけられないだけかもしれないけども。)

さらには、楽譜が独特!!

手探りも手探り、先輩がいなかったらどの笛を選び、どう始めて良いかすらよくわからない。それが伝統芸の世界なのかもしれませんが。

まず、そんなこんなで、笛を手にした私。

果たして、うまく吹けるようになるのでしょうか?

せっかくなので、まずは笛の選び方、持ち方から教わるくらいの初心者の私が笛を吹けるようになるまで(なるのか?)の過程を記録していくことにしました。

さんさ踊りの笛を始めたいと思っている人、一緒に頑張りましょう!

おいでくださりありがとうございます。 不器用な料理人、たぬき女将が季節の食材、料理、方言にまつわるよもやま話を綴っています。おまけレシピもありますよ。