スイッチ一つで?そんな、夢みたいな!?
炊飯器クッキングレシピを考える機会があり、日常の仕込み業務の傍ら、炊飯器を使って試作している。
これは、いつもの炊き込みご飯。ヤマメの炙りで。
しかし、ご飯炊き以外に使い始めて、驚いた。こんなに、便利な調理器具とは思わなんだ!!
ご飯炊きはもちろんのこと、煮込み、焼き、蒸し、プリンもケーキもお任せあれ〜!!だ。
本来の調理理論とは少し違う。
けど、一番めんどくさい火加減の調整がお任せでできるのだから、こんなに夢みたいな調理器具ありだよなぁとも思う。
はじめチョロチョロ、中パッパ、ぷつぷつ言ったら火を引いて、
と、勝手に中火、強火、弱火の行程をセンサーでやってくれる。ボコボコずーっと沸騰しないから、煮崩れない。焦げすぎない。放置しておいてもなんとかなる。まさに、魔法。ズボラ料理の救世主!!
最近、暑さが落ち着いてきたら、(店は相変わらず落ち着かないのだけど、 )不惑の40に向けて、色々新しいことに挑戦しようという気になってきた。そこで、趣味と仕事とで、初体験を積み重ねている。
初めての経験には発見も伴う。自分の弱さとも向き合わされる。あまりの新鮮さに、ワクワクと、戸惑いが入り混じる。
そこを受け入れ、どう前に進むか。これから人生を折り返し、不確かな未来へ舵取りをして、荒波の中を生きていくにはやっぱり、ぶっとい芯としなやかな対応力が必要だろうから、恐れず、初めての出会いを楽しんでいきたい。
〜〜〜おまけレシピ〜〜〜
下ごしらえしたら、炊飯器のスイッチを入れるだけ!機種による火力やセンサーの差があるので、慣れるまでは15〜30分くらいで開けて様子を見て、スイッチを切る時間を微調整したら失敗が少ないかも。
大根の鶏スープ煮
大根は厚めの輪切りにして、面取りをする。
鶏肉はぶつぎりにして、出来たらフライパンで皮目を焼く。
炊飯器に水2カップ、鶏がらスープの素小さじ1、酒、みりん、醤油各大さじ2を加え、ネギの青い部分、生姜スライス、大根と鶏肉を入れて、炊飯スイッチ をオン!
うちの炊飯器は汁気がなくなるまで炊き続けるタイプらしく、50分たってもスイッチが切れず、煮詰まりすぎそうだったので、55分で保温に切り替えて大根に味を沁みさせてみた。
スフレチーズケーキ
5.5合炊き釜1台分
クリームチーズ 200g、砂糖80g、生クリームか牛乳200cc、卵2個、薄力粉大さじ1
クリームチーズを室温に戻してなめらかに練る。(なかなか柔らかくならない時は、電子レンジの解凍モードに何分間かかけると良い。)
砂糖を入れてさらにねる。別ボウルで卵を溶く。(白っぽくなるまでホイップするとふわっとなる。)生クリーム(か、牛乳)を入れ、卵液を作る。
練ったクリームチーズと、卵液を少しずつ合わせ、最後にふるった薄力粉を入れてさっと混ぜたら、炊飯器に入れて炊飯スイッチオン!
そのまま炊き上がりを待つ。(途中焦げが怖かったら、30分.くらいから固まってるか様子を見てみる。うちのは、トータル45分で出来た。
ひっくり返すのに失敗、、。
温かいふわふわも美味しいし、冷めたらしっとり、ずっしりになる。
210℃のオーブンで40分焼くと、バスク風チーズケーキになる。その時は、15センチの丸型にオーブン用クッキングシートをひいて、生地を入れる。ココットに小分けにしてもいいかも。
炊飯器レシピを探していたら、他にもいろんなレシピに会えた!
おいでくださりありがとうございます。 不器用な料理人、たぬき女将が季節の食材、料理、方言にまつわるよもやま話を綴っています。おまけレシピもありますよ。