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何故かは知らないけれども、男女問わず、年下に慕われることが多い。そこから仲良くなってそれこそ飲みに行ったり、何か相談してきたりするのは年下の女性ってことが多い。
小学生の時は男女関係なく年下と仲が良かった。登場住んでいたマンションにいた子供のほとんどが私より年下だったから必然的に年下の子達と接する機会が多かったからだと思う。それだけじゃなくて、6つ離れた妹がいたのも大きい。どこに行っても求められるのは『〇〇ちゃんのお兄ちゃん』だったから、しっかりしないといけないって気持ちが強かった。だから自分よりもまずは周りの子達、妹が優先。次が自分って感じてずっと過ごしてきた。
中学生の時は部活の後輩と結構仲良かった。居残り練習に付き合ったり、どんなプレーが一番点を取れるかとかは後輩と考えることが多かった。たぶん話しかけやすかったんだとは思う。見た目も含めて年上って感じがしないことが理由なんじゃないかっていまになって推測ができる。
高校生の時も同じように部活の後輩と仲良かった。実は年が近い先輩が苦手ってのもあって後輩と仲良かった。年が近い先輩が苦手な理由ってめちゃくちゃ単純でただただ『偉そう』だから。1,2歳差なんて私の中では誤差でしかない。だから部活で言えば、一緒にどうすれば勝てるかってところを考えるのが大事だったんだけれども、先輩達はそうじゃない人が多かったから苦手だった。今も会社では変わらず年が近い先輩がめちゃくちゃ苦手。なんであんなに偉そうなんだろう。
大学に入ってから年下の女の子に慕われる事が激増した。そもそも高校まではなかなか年下の女の子とは接点無かったってのもあるれども。これはいわゆる、「モテ期来たぜ!イェーイ!!」ってわけでは全然なくて。普通に友達だったって私は認識してる。最初は恐る恐るで話ししてくるというか、『この人よく分からんな……』って感じで接してるんだけど、気がついたは向こうがかなり心開いてる。
………もしかして人の心を開かせるプロなのでは?って錯覚してしまう感じだった。

例えば些細な悩み事とか、どうしたら良いか迷ってるとかそういう相談受けること多かった。どんな悩みでもその子が本気で悩んでるんだからこっちもしっかりと出来るだけ良い方向に導いてあげないとって気持ちが強くてかなり真剣に相談受けてた。今思えば、慕ってくれてた年下の女の子全員のお兄ちゃん役みたいなもんだったのかもしれない。実の兄妹だとやっぱり恋愛とか性の事とかって相談しにくいけれども、私は他人だし何より口が堅いので誰かに相談した事が漏れるって事もないので安心感もあるのかなとか思ったり。以前後輩の女の子から言われた事があって、「がわさんって男の人なんだけど、男の人っていう感じがしないと言いますか。凄く良い意味で性を感じさせないって感覚ですね。男女どちらの意見もしっかり聞いてくれるし、話してくれるからニュートラルなんですよ。だから安心感がある」って。これを聞いてめちゃくちゃ腑に落ちたというか、スッキリした感覚があった。

これはこれで、『人間として信頼してますよ〜』って言われてるようなものなのでめちゃくちゃ嬉しいけれども男しては悩みだったりはする。
つまり、なかなか男しては見られないって事だから。元カノからも「なんか兄というか最早母みたい」って言われた事もあるから、これはもっと男らしくならんといけないかなってめちゃくちゃ悩んだこともあった。けれどもこれが私の性格で性質だから治さなくって良いか!って今は思ってる。

みなさもも何か悩みがあれば私までどうぞ笑
こういう感じも受け入れてくれる彼女が出来たらなぁってしみじみ思う秋の始まり。

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