#3

「え?銭湯が好きなの?なにそれ変なの〜」
もう聞き飽きた言葉。
私は銭湯が好きです。趣味としてすきだったのが、気がつけばライフワークとして生活の中に組み込まれているような感じになっている。
銭湯の良いところと言えば人によって様々な意見がありますが、私はやっぱり大きい湯船に入って足を伸ばしてリラックスすることができることが一番だと思っている。
「それは、長期休暇で温泉行くから。」
どうにも銭湯と旅行で入る温泉は一緒にされがち。旅先で入る温泉は『非日常』で、銭湯は『日常の中にある些細な非日常』だと私は思ってる。どっちも同じ『非日常じゃないか!』ってなるかもしれないけれども、違う。
旅行自体が非日常。その非日常の中で温泉に行くので非日常と言える。一方、銭湯は街中にあって、正直特別なことなんかなくても思い立ったら入りに行ける。つまり日常の中にある。そうして銭湯に行ってみると非日常を味わうことができるから『日常の中にある些細な非日常』だと思う。
最近の銭湯は水風呂があるところが増えてきたリニューアルしてとても綺麗になったところ、シャンプーやボディーソープが置いてあってほぼ手ぶらで入れるところと多様な人に対応できるように広がってきている。リニューアルしてなくても、しっかりと手入れが行き届いて昔ながらの雰囲気のまま綺麗な銭湯もたくさんある。中には「……おや?」ってなる銭湯があるのもまた事実ではあるけれども。
広い湯船と高い天井、そして不思議な開放感のある身近な銭湯に是非行ってほしい。ただの入浴行為だと思ってたことがこんなに良いものなのか!ってなると思う。
ただ、ネットで調べると多くの場合『交互浴』とか『交代浴』って言葉が出てくる。初めて行く場合はそんなことは気にしなくて良い。銭湯の雰囲気といつもと違う入浴を楽しんでリラックス出来ればそれで良い。それで銭湯の魅力がわかってきた頃にでも交互浴をやってみればいいんじゃないかと思う。楽しみ方は人それぞれ。でもマナーはしっかりと守ってほしいところ。
どうも初心者の人に対してあれこれレクチャーしたがる人がいるけど最初は好きなように楽しんでもらった方がいい。

あぁ銭湯行きたくなってきたなあ。
今日は、銭湯に行こう。
良いんだぜ、銭湯って。

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