POLTAをジャケ買いしたらアンテナガールに導かれたという話

(原文は2017/5/27に執筆しました)

ジャケ買いにわりと成功する。

本当に真剣に創られた音楽作品なら、そのアートワークも本当に作品に沿うように思いを込めて創られているからなんだろうな。だからジャケットに心惹かれて手に取ると、だいたいその音にも心惹かれる。


主催者の大切な思いが込められた音楽イベントって、メインアクトだけじゃなくて全ての出演者が素晴らしいと感じる。主催者が本当に共感している人達が集められているから、その中の1組でも好きだと、だいたい全部好きになる。



元々大好きなバンド・POLTAのライブ告知でアンテナガール『+A - PLUS A -』リリースパーティというイベントを目にしたとき、おおっ?と思った。POLTAはもちろん、その作品に参加しているギタリスト・津田とばりの名もあり、POLTAのアルバムのアートワークを担当しているあけたらしろめの展示もある。つい最近偶然MVを目にしてすごく気になっていたbrinqも。ここまで符号があったら、これ行かなきゃならないやつかもと思った。


その時点ではアンテナガールのことはほとんど知らなかったんだけど。M3という音楽同人即売会に行ったときに、アルバムを購入した(もともと、あけたらしろめの音楽プロジェクト"ORIS"のCDを買うためにその販売元であるゆざめレーベルのブースに行くつもりではあった)。

アップリフティングなトラックに乗った可憐なヴォーカルの、とてもキラキラしたポップミュージック。だけどただ単純に楽しいのではなく。そこで描かれるのは、寂しさや切なさといった感情。

アンテナガールの世界が、一瞬で好きになった。


+Aリリースパーティ。祝祭の喜びに満ちた、幸せな空間だった。ここに導かれて良かったなあと思った。



CDショップでこっちを見つめてきた、なんだか寂しげな二人の姿。そこに心惹かれてから、少しずつ世界が広がってきた。そしてまたひとつ、素敵な世界に連れてきてくれた。

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